意外と知らない!PoCとプロトタイピングの違いとは?~どちらを選ぶのが正解?!

大場 千夏 Chinatsu Oba PRプランナー

2024.4.15 (更新日 2024.4.26)

プロトタイピング
Service
プロトタイピング
# プロトタイピング
システム開発
Service
システム開発
# システム開発

こんにちは、PIVOTの大場です。

 

私たちPIVOTでは、プロジェクトを成功に導くための肝の一つとして「調査」を大切にしています。

調査に関する詳細はこちらの記事をどうぞ(https://pivot.jp/column/merit_of_research/

 

PoC(Proof of Concept)とプロトタイピング(Prototyping)はそれぞれ、新規開発や新しいアイデアの実現において重要な役割を果たす調査項目のひとつです。この2つの調査は混同されがちですが、似て非なるもの。

 

実施する目的はもちろん、フェーズに合った選択をすることが重要です。今回は私たちPIVOTが日頃、どのように使い分けを行っているのか図解も用いて解説したいと思います。

 

今抱えているプロジェクト、どちらの施策が正解かわからない!という方はぜひ参考にしてみてください!

 

 

図解でズバリ!PoCとプロトタイピングの違いとは

PoCは、新しいシステムやアイデアが実現化できるかどうか、導入することによってどのような効果が得られるのかを検証するプロセスのことです。

一方、プロトタイプは実現化ができると思われたシステムや商品を、試験的に運用するために作られる試作品を指します。

図解でズバリ!PoCとプロトタイピングの違いとは

どちらも「検証」「試作」と関連があるため混同されやすいですが、

 

まず・・・

【PoC】でアイデアの実現性を検証

そして⇩⇩⇩⇩ ⇩⇩⇩⇩

【プロトタイピング】で試作をし、デザインや機能を確認

というように、開発のフェーズが明確に異なっているものなのです。

図解でズバリ!PoCとプロトタイピングの違いとは

メリットで見る!PoCとプロトタイピング

PoCでアイデアの実現性を検証できたら、プロトタイピングで試作、デザインや機能を確認する。フェーズで分けて見ると、わかりやすく、その違いは明確ですね。

 

と、思ったら更なるギモンが沸いてきませんか…?

そう…「どっちもやらないとだめ?」 というギモン…。この章では双方の『メリット』から紐解いてみたいと思います。

PoC(Proof of Concept)を用いるメリット

メリット①アイデアの検証: PoCを用いて新しいアイデアや概念の有効性を検証することで、大規模な投資を行う前に、そのアイデアが実現可能であるかどうかを確認することができます。アイデアの成功の可能性を評価し、リスクを軽減することができます。

 

メリット②市場のニーズへの理解: PoCを通じて得られるフィードバックやデータを分析することで、製品やサービスの開発方向を調整し、市場に適合した製品やサービスを提供することができます

 

メリット③技術革新とビジネスチャンス: PoCは、技術の革新と新たなビジネスチャンスの発見を促します。技術の実用性や適用範囲を評価し、新たなビジネスアプローチや市場のニーズに合った製品やサービスの提供が可能となります。

 

プロトタイピングを用いるメリット

メリット①アイデアの具体化と可視化: プロトタイピングは、アイデアが具体化された形で、製品やサービスの形になります。これにより、関係者がアイデアをより理解・共有しやすくなります。

 

メリット②フィードバックの収集と早期の修正:

実際の製品やサービスに近い形でプロトタイプを提供することで、ユーザーのリアクションや意見を早期に取得し、製品やサービスの改善に役立てることができます。

これにより、開発途中での問題発見や修正が可能となります。

 

メリット③リスクの軽減とコストの削減: プロトタイピングを用いたタイミングで問題を発見し、修正することで、後の開発段階での大規模な修正や再設計を防ぐことができます。また、プロトタイピングを通じて製品やサービスの設計を最適化することで、開発にかかる全体的なコストを削減することができます。

 

メリットで見る!PoCとプロトタイピング

まとめ 結局はどちらも大事!適切な選択をすることはもっと大事!

PoCとプロトタイピングの違い、明確になりましたでしょうか。

 

どちらも新しいアイデアや新規開発を推し進める際には欠かせないプロセスですが、“必ずしも”実施する必要はありません。

PoCはアイデアの検証と技術的な実現性の確認、プロトタイピングはデザインとユーザー体験の向上に焦点を当てています。両方のアプローチを組み合わせることで、より効果的な開発プロセスを実現することができます。

 

開発に関連する「調査」には、この2つ以外にもあらゆる「調査」があります。「調査」の重要性はわかりつつもリソースや時間を割けなかったり…と優先度が下がってしまうことも珍しくはありません。

 

 

大切なのはその時に合った適切な調査方法を選択できるか、と言うことです。PIVOTでは「人が真ん中にいるデジタルプロダクトをつくる」を使命に、デザイン×エンジニアリングの掛け合わせ力で調査~改善の実行まで伴走させていただきます。

様々な調査から実装まで、お気軽にご相談ください!

 

Next Column
Columnトップへ戻る

「真ん中に『人』がいる
デジタルサービス」をつくりませんか。

お仕事のご相談やお見積もりのご依頼、具体的なご相談は、こちらからお問い合わせください。

でも何から相談して良いかわからない...

無料

ふんわり相談室

「こんなことでも依頼できる?」
 ふわっとした質問・相談大歓迎

予約はこちら 予約ページより、ご都合の良い時間を選んでご予約いただけます。

資料ダウンロード

費用・制作期間など、PIVOTの各サービスの紹介資料をご参照いただけます。