課題解決の根底には調査あり。PIVOTが大事にする「調査」実施のメリット
2024.2.19 (更新日 2024.10.22)
こんにちは。リサーチャーの前田です。
世の中にはあらゆる「調査」がありますが、少し過小評価されていると感じることはありませんか?
それぞれの目的によって、定量調査/定性調査/インタビュー/ユーザビリティテストなど、多種多様なものが実施されているかと思います。
どれもビジネスを成功へ導くために重要な役割を担っている中、事業内容やプロジェクトの目的によってはリソースや時間を割けない、そのものの重要性が認識されていないなどの理由で優先度が低くなっているのも事実かもしれません。
そこで今回は、脇役になりがちな「調査」が実はプロジェクトの肝になる!というお話について、もたらす効果を含めてお伝えしたいと思います。
もくじ
現場のメンバーが実感!調査がもたらすメリットとは?
なぜ「調査」の重要性を強くお伝えしたいかと言いますと、実践してきた私たち自身が多くのメリットを感じてきたからです。
サービス、プロダクトへの直接的な効果
- サービス自体の方向性やUI設計に役立った
- 仮説の検証により方向性や妥当性の裏付けをとれた
- 顧客をまきこんだ調査により、一体感や協力的な雰囲気がつくり出されアウトプットの品質が向上した
- 想定外の要素や認識のズレを発見できた
円滑なプロジェクト推進への効果
- 客観的視点から事業やサービス理解を深めることができた
- 提示した内容の根拠を示すことで信ぴょう性が増しクライアントの納得感醸成につなげられた
- 企画や設計のベース理解につながった
- クライアントとの相互理解が深まりコミュニケーションが円滑になった
ざっと挙げただけでも、これだけのメリットが得られます。
ユーザー理解やニーズの深掘りによって、プロジェクトが進むべき道の根拠を示すことができ方針にブレがなくなります。
その結果、アウトプットの顧客満足度向上にもつなげられるのです。
課題解決の根底には調査あり
あるプロジェクトにおいて、サイトの使い勝手に課題を感じるが、どこから手をつけたら良いかわからない・・というご相談をいただきました。
その中で行った1つに、ユーザビリティテストがあります。
ユーザビリティテストというのは、実際にWEBサイトやアプリを使用したユーザーのフィードバックから課題を発見し、仮説検証に生かす手法です。
もちろん、調査に必要なインプットや情報整理も怠りませんでした。
クライアント理解はもちろんのこと、事業やサービス、ターゲットの理解、仮説やシナリオ設計などの事前準備も徹底しました。
また、より良い顧客体験を提供するためには、調査実施者の経験値も必要です。
今回の案件では、UXデザイン/UIデザイン専門家の分析により、効率的且つ効果的な改善施策をご提案した結果、クライアントからは、プロダクトに対する理解力の深さと、そこから生まれるアウトプットの品質に高評価をいただき、「調査」の重要性をご実感いただけました。
プロジェクト成功へ導くPIVOTが大切にする調査
PIVOTでは、案件前のご提案段階や進行プロジェクトの中で、その都度必要な調査を実施しています。
ただ依頼された調査をするのではなく、クライアントの事業背景や方針、ご要望や課題を整理しプロジェクトゴールを見据えた改善提案のための調査を実施できるのが強みです。
◇ 駐車場シェアリングサービス紹介ブログ新規開発
【調査種類】
ヒューリスティック調査※
【実施内容】
業界理解、該当サービスの課題抽出のため実施。類似サービスを横並びで比較することで、プロダクトの強みや改善すべきポイントを抽出。その後のユーザーモデル作成への納得感醸成につなげることができました。
※ヒューリスティック調査 : 経験豊富なUX/UIの専門家が、その経験知やガイドラインにそってプロダクト(Webサイト・アプリ)を評価する手法
◇ オークションサイトUXリサーチ
【調査種類】
アンケートによる定性調査
【実施内容】
WEBサービス改修に向けユーザー理解の解像度を上げるため、クライアントやプロダクト理解を始めクライアントと密にコミュニケーションを取りながら調査を実施。
クライアント含めたプロジェクトチームが一丸となり、根拠をもって検討を行うことができました。
◇ WEBサイトリニューアルのためのRFP制作支援
【調査種類】
対面インタビュー
【実施内容】
サイトリニューアルに向けた課題抽出やリニューアル方針の検討に向け実施。具体と抽象両方の情報が得られるよう半構造化インタビューを行いました。
ご担当者も知りえなかった情報をすくい上げることができ、クライアント含めプロジェクトメンバー全員の理解が深まるだけでなく、課題に対しての共通認識をもつことができました。
◇ 不動産サイトリニューアル提案
【調査種類】
業界調査
【実施内容】
クライアント初訪前に企業やサービス理解を深めることで、社内での事前インプットが充実しコミュニケーション活性化へつなげられました。また、競合との差分を洗い出し、根拠をもって事業ゴールを意識した戦略提案ができたことでクライアントの満足感を得られました。
この他にも、多くのプロジェクトや提案向けに調査を実施しております。
まとめ
私たちは、「『人』が真ん中にいる」デジタルサービスをつくる上で業界・クライアント・サービスを理解し、ユーザーの深層要求を引き出すことは大切な要素だと考えています。その時に合った調査方法とデザイン×エンジニアリングの力で、開発観点を踏まえたデザイン改善のご提案や上流工程のご支援まで幅広く行っています。
これからも、お客様のご要望をしっかり受け止め自分たちの強みを生かした課題解決のお手伝いをしてまいります。
既存サービスやプロダクトの改善点を知りたい、課題はあるけど何から着手すれば良いかわからない、ユーザー要求を深掘りしてみたいなど、ご相談はぜひPIVOTまで。
PIVOT調査実績についての詳しい情報は資料をご覧ください。
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