【面接官のホンネ】<デザイナー編>大切なのは、センスより“意図して”組み立てる力。面接で見ている4つのポイント
2026.5.8
見た目の良さやセンスが光るデザインは魅力的。ただ実際の現場においては、それだけでは通用しません。大切なのは「ユーザーが迷わず使えるか」、そして「情報が正しく整理されているか」。決して派手ではない細部でこそ、デザイナーの真価が試されます。
「面接中は、センスや感覚より“意図してデザインする力”を見ています」。
そう語ってくれたのは、PIVOTの採用面接に携わるデザイナーの佐々木さん。では、その“意図を持ってデザインできる人”とは、どのような人なのでしょうか。UIデザインと情報設計、2つの観点から、面接で見ているポイントを語ってもらいました。
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佐々木 恵美 Sasaki emi
アートディレクター/デザイナー
第二子育休復帰後の2025年4月より UX/UI Design Div.オーガナイザーに就任。人間中心設計スペシャリストとして専門性を活かし、プロジェクト全体を安定的に推進。メンバー支援、課題調整、後輩指導や案件リカバリを通じて組織・PJ双方で存在感を発揮。
もくじ
UX/UI Design Div.のオーガナイザーとして活躍する佐々木さん。もともとは、デザイン未経験だったんですよね。
アパレル業界でキャリアをスタートした私にとって、「デザイン」は未知の世界でした。はじめはPCのタイピングすらままならない状態でしたが、独学で猛勉強したのち、アパレル系のWebサイト制作会社へ。そこで実務的なデザインを本格的に担当し、2014年にPIVOTへ入社しました。現在は、UXやUIデザイン、アートディレクション、ディレクションまで、プロジェクトに応じて幅広く担当しています。
そんな佐々木さんが考える、「UIデザイン」に携わるうえで大切なことはなんでしょう。
“UIデザイン=見た目の印象を美しく整えること”だと思われがちですが、実はそれだけでは不十分。私がなにより大切にしているのは、「ユーザーが迷わず目的にたどり着けること」です。なんとなくの感覚ではなく、細部一つひとつにまで理由を持ち、企図して組み立てていく能力が必要です。
もうひとつ求められるのが、ユーザーが迷わず目的にたどり着けるよう、情報のまとまりや並び順、動線を整理する「情報設計力」。最近はUXデザインという言葉も浸透してきていて、ユーザー体験を引き上げるための土台となる情報設計に興味を持っている学生さんも増えてきていますね。
いずれにせよ、技術やセンスが光っていれば良いデザイナーというわけではなくて。プロダクトを使う人に寄り添って、ユーザーになりきるくらいの気持ちでデザインを考えられる人が輝ける世界です。
佐々木さんが面接官として大事にしていることを教えてください。
先ほどのお話に共通する、次の4点を意識的に確認しています。
まず、①〜③に関してはPIVOTが追求する「真ん中に『人』がいるデジタルサービスをつくる」というミッションに欠かせない素養だと思っています。面接中にはポートフォリオの出来栄えだけでなく、つくった背景や意図、そこに込めた熱量までぜひ共有してほしいですね。
「④チームでつくることを楽しめる人」も、PIVOTらしい視点のひとつです。受託開発を核とする当社にとって、クライアントを含め、同じ課題解決に向かって業務を進めていく人全員がひとつのチーム。自分の役割に縛られすぎず、クライアントの未来や事業全体を見通しながら、広い視野で一緒に良いプロジェクトを生もうとする“熱っぽさ”を持っていてほしいんです。
情報設計に関する知識やスキルはどのように見極めているのでしょうか?
デザイナーに必要な資質であるものの、「情報設計を大学でしっかり学んできました」という人は少数派。だからこそ面接では、“過去の経験についてスピーディに整理し、分かりやすく説明できるか”というところを見ています。自らの経験を噛み砕きながら他者に整理して伝える能力は、デザインにおける情報整理に通ずるものがあります。
「この人と一緒に働きたい」と感じるのはどんな瞬間ですか?
会話の中で、「チームやクライアントへの影響を考えられる様子」や「課題や困難をポジティブに捉えて、解決に向けて取り組める熱量」が垣間見えた瞬間ですね。
ひとくちにデザインといっても求められる業務はプロジェクトごとに異なるうえ、最近のPIVOTは上流工程から大規模開発を依頼される機会も増加しています。
“なぜそれをつくりたいのか”と問う段階から入る案件も多いなか、組織全体で高い価値を提供するためには、クライアントの事業はもちろん、お客さまへの理解も深めるという上流工程を全職種で実装する必要があるためです。
あと、個人的には楽しむことも仕事のうち。フィードバックひとつとってもそうですが、何事も楽しみながら探究する姿勢がより良いものづくりに直結します。
秘めた情熱やポジティブさで周囲のエネルギーを引き上げてくれる人に入社いただけると嬉しいですね!
デザイナーをするうえで切り離せない「フィードバック」。どう向き合うべきなのでしょうか。
デザイナーである以上、成果に対してフィードバックをいただく機会は多いです。
あくまでダメ出しではなく最善を追求するための意見なのですが、ネガティブに受け取ってしまうと自分がしんどくなってしまいます。言葉をポジティブに受け取ったうえで、「そのフィードバックを活かして、なにをどう変えていけばいいのか」を考えられる人は成長していけると思います。
最後に、PIVOTに興味を持ってくれている学生へのメッセージをお願いします。
UX/UIには正解がないからこそ、PIVOTでは職種や年代の垣根を超えて、日々チーム全体で“より良いサービス”を妥協なく追い求めています。先輩・後輩という関係性はあるものの、そこに上下の意識はなく、誰かの「やってみたい」に対して、周囲が自然と共感し、応援し、支え合える場所です。こうしたフラットな関係性こそ、我々が少し難易度の高い目標にも前向きに挑戦できる所以かもしれません。
時間に限りがある、貴重な面接の時間。私が知りたいのはシンプルで「どんなことを楽しいと感じるのか」、そして「どんなことを難しいと感じるのか」。一方的な問いかけではなく、対話の時間になればと思っているので、気になることがあればどんな小さなことでもぜひ気軽に質問してくださいね!
【PIVOT公式Youtubeチャンネル】にて動画も公開!
PIVOTの面接官が語る!採用のリアル【デザイナー・ディレクター・エンジニア】
下記リンクよりぜひご視聴ください
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