DXに取り組む前に大切な「プロセスマイニング」って知っていますか?
2020.7.16 (更新日 2024.6.11)
こんにちは、PIVOTの嶋田です。
2020年前半は、誰も予想できなかった厳しい半年となりました。コロナで始まり、7月に入ると長雨の梅雨や災害も甚大で、ビジネスにおいても先行きの見通しがたちませんね。
こんな時こそ、OODA(ウーダ)ループにより鋭い観察と素早い行動で変化に対応することが重要!なのですが、今日は、その話よりも、少し、大きな話をしてみたいと思います。
もくじ
そもそもDXって?
さてなんの略でしょう?デラックスではないですよ!
昨今、新聞やSNSやニュースなどでこの言葉を聞くことが多くなっていませんか?
DX(デジタルトランスフォーメーション)については、コンサルティング企業やSier企業も提唱していますよね。2018年に経済産業省がとりまとめてもいます。
▼経済産業省 / DX(デジタルトランスフォーメーション)レポート
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_02.pdf
しかし、このDXは意味が広く、捉える人・キャリアの経験によって理解の幅がありそうです。またこのDX、ツールを入れたらはい終わり!というものでもありません。DXに対してとり組む前に、とっても本質的に大事なことがあります。それが「プロセスマイニング」です!
2020年下期の重要なキーワードは「プロセスマイニング」だ!
では、プロセスマイニングって何だ?
まだ、Wikipediaでも日本語訳がないという状況です…(時代を少し早取り)
業務も世の中の出来事も、身の回りに起こることは全て「イベント」で語ることができます。イベントの集合体が出来事なわけなのですが、イベントとイベントの間に入るものがプロセスです。
このプロセスを分類し、分解し、分析する活動がプロセスマイニングです。
マイニングという言葉からも想像出来るとおり、掘り起こすということで「問題点」を採掘していきます。
実は、企業の利益の重要な源泉はこの一つひとつの小さなプロセスマイニングを繰り返して、改善を行うことで収益力がアップします。
古くはムリ・ムダ・ムラをなくせという掛け声もあったかと思いますが、あの掛け声が格好良く可視化されてきたと考えていただければ良いかと思います。
プロセスマイニングを疎かにしている企業に明日の利益は生まれません。
プロセスマイニングをしている企業として有名どころといえば、昔からカンバン方式と言われるトヨタを筆頭に、オペレーションKPIを徹底して改善し続けるAMAZON、End to Endビジネス展開中のドイツテレコム、UserExperienceを変革し続けているApple、企画⇔調達⇔製造⇔販売までの垂直ビジネスのZARAなど、名だたる高収益企業が「プロセスマイニング」実施企業として軒を連ねます。
上記だけでも、比較的BtoCを考えている企業が多いと思いませんか?
神はディテールに宿ると言いますが、利益はこのプロセスマイニングに現れます。
なお、プロセスマイニングはツールを入れなくてもしっかりマイニングする方法がありますよ!!
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