YOUは何故PIVOTに?ベトナム・中国出身のメンバーに聞く日本で働くこと、PIVOTで働くことの魅力
2022.8.25 (更新日 2024.9.02)
PIVOT本社には、現在3名の外国籍社員が在籍しています。ベトナム出身のエンジニアキェンさん、中国出身のデザイナー、王さんと陳さん。
職種も母国も異なる3人が出会った「PIVOT」って、いったいどんな会社?
外国籍メンバーから見たPIVOTを、本音で語ってもらいました。
もくじ
僕が、私が、PIVOTを選んだワケ
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まずは現在のお仕事内容を教えてください。
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キェン
システムエンジニアとして、現在3つの案件を担当しています。システム設計から、実装、テスト、運用まで一貫して担当します。
また、PIVOTベトナムオフィス※と日本を繋ぐブリッジSEとしての役割も兼務しています。
※ベトナム・ホーチミンにPIVOT Vietnamオフィス(2019年設立)があります。
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王
UIデザイナーとして、子ども向け教育アプリを長く担当しています。対象学年に合わせて使いやすく、楽しいコンテンツになるよう、日々考えています。
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陳
私は王さんと同じ教育アプリのチームで、告知用アニメーションのデザインを担当しています。
デザイン上、大人向けのコンテンツとは違う工夫や配慮が必要なので、毎日が勉強です。
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PIVOTに入社したきっかけや理由を教えてください。
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王
前職では、グラフィックデザイナーとして広告やテレビCMの制作に携わっていました。日本で就職するにあたって、Webの方に将来性を感じてUIデザイナーを目指すことにしたんです。
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転職で住む国も、職種もチェンジ!不安はありませんでしたか?
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王
同じデザイナーでも、グラフィックとWebでは考え方も使うツールも異なります。未経験では転職が難しいケースも多いと聞きますが、PIVOTは私のやる気を買って、チャレンジを受け入れてくれました。PIVOTを選んだのはその理由が大きいです。
元々日本のアニメやゲームが好きだったので、日本で就職することには不安はありませんでしたね。
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陳
私も、中学生のときに日本のアニメを観て以来「日本でデザイナーになる」のが夢でした。PIVOTに入社したきっかけは、専門学校の先生から「いい会社だよ」って勧められたから。
見学に来てみたら、先輩も人事の人も優しくて、すんなり入社を決めました。
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陳さんは、現在リモートワークを駆使しながら日本と中国半々の生活をされているそうですね?
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陳
はい。
コロナ禍になって1年ほどは日本でリモートワークをしていたのですが、「これなら中国でもできるな」と思って、1年前(2021年)から、上司にも相談させて頂き、中国と日本を行き来しながら働かせてもらっています。
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王
リモートワークはPIVOTの働き方としてすっかり定着しているし、いま陳ちゃんが中国にいるのか日本にいるのか、ほとんど意識しないでも仕事が進められるよね。
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陳
社内のコミュニケーションはTeamsに集約されているし、データや情報の共有ツールも整備されていますしね。
中国はSNSの制約が日本とは違うので、そういった点で気を付けなければいけないことはありますが、他ではほとんどストレスがないです。
実際に入社してみたら~言葉の壁なんかない~
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では、実際に働いてみてどうでしたか?
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王
ドラマで観ていた日本企業は、上司が部下を叱ったりして、ちょっと怖そうって思っていたんですけど、PIVOTは全然違って、みんな優しかったですね(笑)
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陳
わかります!入ってみたら、フラットな雰囲気で安心しました。新入社員研修も手厚くて、同期6人と過ごすのが楽しかった。
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キェン
風通しがいい、居心地がいい、っていうのはいまも昔も変わらない、PIVOTの特徴かもしれないですね。
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言葉の壁を感じて困ったことはありませんか?
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キェン
PIVOTでは、「わからない」とSOSを出せば丁寧に教えてくれますから、あまり困った記憶がないんです。
例えば日本語のビジネスメールの書き方って特殊ですけど、同僚の日本人メンバーに聞けば、ちゃんと教えてくれる。
わからないことを日本語で質問できるくらいのスキルは必要ですけど、それ以上の問題は都度、教えてもらえばいい。
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王
最初のうちは、お客様宛のメールは同じチームの人に添削してもらったりしましたね。
同僚はもちろん、人事からのサポートも心強いです。
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キェン
例えば、デザイナーさんがエンジニアと会話するとき、PIVOTでは細かいニュアンスまでちゃんと伝わるように、工夫して話してくれます。
これは相手が外国人でも日本人でも関係なく、です。
ときには、サンプルアニメーションまで作ってくれたりするんですよ。
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王
相手が外国人でもそうじゃなくても、伝わるコミュニケーション、心遣いをメンバーみんなが気を付けているので、それが言葉の壁を感じない理由かもしれないですね。
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陳
私は、議事録を初めて任されたときはちょっと不安でした。
忠実に書くだけじゃなく、ここがポイントだ、というのをわかりやすく書く必要があるので…。そのときも、OJTで先輩にフォローしてもらって、乗り切れました。
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キェン
今はTeamsで会議を録画できるからいいよね。
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陳
はい、すごく助かってます(笑)
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キェン
PIVOTでは、エンジニアやデザイナーもクライアントと直接やり取りするけど、そこの不安はない?
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陳
運がいいのかもしれないけど、私の場合はクライアントもすごく優しくて、言葉で問題が起こったことは今のところないです。
同席しているメンバーもフォローしてくれるし。
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キェン
そうだよね。
PIVOTは、ディレクター、デザイナー、エンジニアがチームになって、より良いプロダクトにつなげていくっていう文化だし、エンジニアの僕も、お客さんの声は直接聞きたいって思う。
外国籍メンバーが身に着けるべきスキル~日本の働きかたにカルチャーショック?
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PIVOTで仕事をしてきて、一番うれしかったことはなんですか?
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王
担当している教育アプリのユーザーである小学生から「楽しく遊んでいます」ってメッセージが届くことがあって、それは本当に励みになります。
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陳
私は今年の春に開催された社内フェスイベント「PIVOT JAM」の実行委員に、同期のデザイナー3人と立候補したんです。
Tシャツやフライヤー、提灯などのグッズをデザインしたり、会場の司会を担当したりと、忙しかったけど本当に楽しかった。プライベートでも仲良くできる同僚ができたことが、一番うれしいことかな。
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キェン
PIVOTは社内イベントを大事にしてるんですが、ここ数年はコロナのため以前ほどは実施できなくなったのが残念。
でも、最近ワーケーション制度ができたので、今後は福岡やベトナムのオフィスとの行き来が増えていくんじゃないかな、と期待しています。
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皆さんが、仕事をするうえで大切にしていることはなんですか?
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陳
リモートワークですから、レスポンスの速さには気を付けています。
忙しくても、リアクションのスタンプだけでも返して、相手に不安を与えないようにしています。
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王
直接相対していれば、動きや表情で相手が理解しているかどうかわかるけど、文字だけのやり取りでは、どうしても足りない部分が出てきます。だから、ちょっとの時間でも直接通話するとか、コミュニケーションを上手に取ることは、私も心がけていますね。
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キェンさんはベトナムオフィスのメンバーとのやり取りも多いそうですが、ブリッジSEとして気を付けていることはありますか?
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キェン
ただ翻訳するだけでなく、クライアントの求めていることをかみ砕いて、具体的に指示を出すようにしています。
例えば日本のクライアントから「●●を修正して」と指示があった場合、該当箇所だけでなく、その修正によって影響がある箇所も、まとめて修正してほしい、というニュアンスが含まれています。
言葉だけを翻訳して伝えると、求めている結果は得られないので、修正が及ぼす影響範囲や、既存システムの状態まで見越してタスク内容を技術用語で伝えています。
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王
日本と海外では発注や指示の方法が違いますよね。海外の方がより具体的で、日本はあいまいなニュアンスをくみ取る必要があります。
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キェン
ベトナムオフィスでは、要望の経緯や雰囲気はわからないですから、その空気感も含めて伝えることが必要かなと思っています。
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日本と母国で、仕事の進め方や考え方に違いを感じることはありますか?
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キェン
ベトナムの人は仕事は早いんだけど、チェックは苦手だったり、逆に日本は丁寧すぎて書類が多くなったり…。
僕も最初は驚いたけど、どちらがいい悪いということはなくて…。外国籍の人が日本で働きたいなら、日本の文化や仕事の進め方を理解しようとする努力は必要ですね。
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王
デザインも、中国と日本の感覚は違います。
特に色使いは顕著で、中国人が見ると「これ日本のデザインでしょ?」ってすぐわかるんです。逆もそう。
日本でデザイナーを目指すなら、日本でウケるデザインがどんなものか、日本のプロダクトをたくさん見て理解することは必要かもしれませんね。
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陳
日本のデザインはとても丁寧、逆に言うと説明しがちなので、海外の方はまずそこに衝撃を受けると思います。
個人的には、日本はほかの国に比べるとデザイナーへのリスペクトを強く持っていると思っていて、日本でデザイナーになってよかったなぁって感じることが多いです。
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王
あと、日本は休日とか祝日が多いのもいいですよね(笑)
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キェン
それはあるね。アジア諸国の中では休みは多い方なんじゃないかな(笑)
今後の夢や目標は?~夢は大きく、世界に羽ばたく
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仕事でもプライベートでも、今後の夢や展望などはありますか?
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キェン
僕はいま監修しているベトナムオフィスの規模を広げて、もっとPIVOTの戦力になりたい。いまいるベトナムのメンバー10名を、3~5年後には20~30名まで増やしたいです。
プライベートでは、英語の勉強を再開したいな。
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王
私は、コロナが落ち着いたら、陳さんみたいに中国と行き来しながら仕事をしてみるのもいいなと思っています。
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キェン
ベトナムに関してはすでにオフィスがあるので、帰国の選択肢もあるのが僕には嬉しい所かな。
実際にベトナム籍のメンバーが日本で採用されて、ベトナムに帰国して勤務している例もあるしね。
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王
ライフプランの変化で、いまの仕事をあきらめるのではなく、相談できる環境があるのはうれしいです。
仕事の目標で言うと、3Dできれいなイラストが描けるように腕を磨いて、いずれ大好きなゲームの案件に携われたらいいですね。陳ちゃんは?
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陳
王さんと私、中国語を話せるメンバーが社内に2人もいるので、中国からの案件を請けられたらいいな、と…。
機会があったらぜひ中国語のサイトデザインをやってみたいと思っています。
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王
中国オフィスも作っちゃう?
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陳
それ、いいかも!
編集後記
和やかな雰囲気で進んだ外国籍メンバー座談会。
さすが、夢もワールドワイドでした!
3人が口をそろえて言っていたのは、「PIVOTは国籍は関係なく、やりたいことが実現できる環境」だということ。
3人の夢が実現すれば、PIVOTが世界に羽ばたく日も遠くないのかも…?!
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