育休取得の男性社員に聞いてみた!キャリアのこと・家庭のことについてのリアルレポ

大場 千夏 Chinatsu Oba PRプランナー

2024.4.09 (更新日 2024.4.09)

こんにちは、PIVOTのPR 大場です!

PIVOTでは、男性育休の取得率が現在60%となっています(ちなみに、産休・育休取得後の復職で数年会社に定着する率は100%です! )。一方で法改正や雇用環境の整備が進んでいるとはいえ、世間ではまだ浸透しきっていない男性の育休制度。実際のところはどうなのでしょう?

 

ということで、今回は実際に育休を取得した2名の男性社員にインタビュー。不安はなかった?育休取得を伝えたときの雰囲気は?育休中の過ごし方は?などなど…気になる当事者のリアルな声を聞きました!

 

※男性育休取得率は入社後に対象となった社員に対しての取得人数(2024年1月の累計データより算出)

 

もくじ

営業職の黒川さん&エンジニアの赤桐さんに聞いてみた!

育児休暇

今回お話を伺ったのは、営業職の黒川さん(写真:左)と、エンジニアの赤桐さん(写真:右)。それぞれ育休を取得した絶賛育児中のパパ社員です。

●育休取得の経緯

・育休を取得するまでの流れについて

  • 育休取得について上司やメンバーに伝えたときの反応は?

  • 黒川

    最初に、直属の上司に育休取得について相談しました。快諾してもらえたので、その後は管理部門の皆さんにサポートいただきながら書類提出等を進めていきましたね。相談とはいいましたが、むしろ妻の妊娠を報告したときから「当たり前に取得するよね?」という温度感でした。

     

    PIVOTの組織編成上、手持ちタスクを分散しやすいこともあり、周囲への配慮で頭を悩まされることはなかったです。

  • 組織編成上というと?

  • 黒川

    現在PIVOTは全社的にミニチーム化されていて、一番多くても6名程度のチーム編成になっています。

     

    20以上ある少人数チームを5〜6チームのディビジョンにして、オーガナイザーが管理する“非属人的な組織づくり”がなされているので、「この人にしかできない」、つまりは「休まれたら困る」という状況になりづらいんです。

     

    一般的に、長期間休むときは周囲への影響を気にしてしまいますが、こうした仕組みのおかげで内部調整の負担は最小限にとどめられていると思います。その点、赤桐くんはどうだった?

  • 赤桐

    僕の場合はスピード感のある案件を担当していることもあり、それをいかに振り分けていくのかが課題でした。

     

    最初は不安もあったのですが、自身の半期目標に組み入れてもらえたこともあり、半年間をかけてどっしり準備していけましたね。単純なタスクの振り分けだけでなく、作業の背景や案件への想いなどもメンバーに引き継げたのは会社のサポートがあってこそです。

PIVOTの組織形態図

・不安はあった?

  • おふたりともはじめての育休取得でしたが、なにか不安はありましたか?

  • 黒川

    2ヶ月という時間がブランクにならないかは少し考えましたね。もともと性格的に休暇はまとめずに分散取得したいタイプで、もちろんこれまでに2ヶ月なんて期間を休んだ経験もありません。育休明けに自分のサイクルに戻せるのか、ブランクが仕事へのマインドに影響しないかなどは正直気になりましたね。

     

    といっても、自分のキャリアが止まってしまう…みたいなネガティブな感情ではなかったです。

  • 赤桐

    リモートワークやフレックス勤務など 、無理なく働ける環境が整っているPIVOTでは、育休復帰率が100%

     

    社内でも“育休=キャリアに影響する”という感覚はありません。

     

    だからこそ育休取得へのハードルも低く、気軽に取得できる雰囲気なんだと思います。僕も取得を決めたばかりの頃は引き継ぎや育休中の現場の様子が気になっていましたが、先ほどお話ししたように会社のサポートもあってゆっくり準備できたおかげで、実際に育休に入る頃にはそんな不安は消え去っていました。

育休中の過ごし方、育休を取得して良かったか

  • 育休中はどんなふうに過ごしていましたか?

  • 黒川

    当たり前ですが、赤ちゃんと過ごす日々は以前と180度違います。朝起きてミルクをあげて、あやして、お散歩に出て、眠って、またミルクをあげて眠って、夜中や明け方にも起きて。

     

    そんな子どもが産まれたことによる価値観の変化や気づきも多かったですね。より多角的な視点を持てるようになったというか。

  • 赤桐

    わかります。些細なことですが、ベビーカーはこんな小さな段差で転んでしまうのか!駅にエレベーターがないとこんなに不便なのか!…みたいな(笑)。

     

    育児“休暇”という名前ですが、自分たちが24時間体制で絶対に守らなければいけない存在と向き合っていると当然休む時間はなくて…とにかく毎日を必死に過ごしていたような記憶があります。昼夜問わず泣いているので体力的にも大変で、体調を崩すことも。

     

    でも今振り返ると、こうした経験を積めたのも育休を取得できたからなんですよね。大変かと聞かれたらたしかに大変でしたが、それ以上に満ち足りた時間でした。成長著しい貴重な時期に育児に集中できて良かったと思います。

  • 黒川

    本筋とはズレるかもしれませんが…育児って思うようにいかないことが多いんです。これって仕事にも通ずる部分があると思っていて。

     

    面倒事から逃げたり、誰かに任せっきりにするのは簡単ですが、自分が主体的に接していくことこそが仕事においても育児においても醍醐味であり、やりがいにつながると思うんです。自分なりのルールや周囲との協力体制をつくり、試行錯誤しながら向き合って困難を乗り越えることがきっと自己の成長や経験値になります。

     

    育児に専念できたのは大前提として、こうした気持ちをより強く持てるようになったことも育休取得のメリットでした。

  • 育休中はパートナーとも向き合う時間になります。育休取得についての反応はいかがでしたか?

  • 赤桐

    お互いにありがとうと伝え合いました。どちらか一人ではきっとやりきれず、フォローし合った育休期間でしたから。

  • 黒川

    うちもサポートした、という感覚はまったくなくて。育休中でなくとも常に自分が主体的に動くようにしているので、いい意味で特別な反応はなかったです。

     

    ふたりでやるのが当たり前で、赤桐くんの言葉のとおり、お互いにありがとうという関係性です。

復職後の働き方とこれからの目標は

男性社員の育児休暇
  • 復職前にはさまざまな手続きがあります。会社とのコミュニケーションは円滑でしたか?

  • 赤桐

    これは声を大にして伝えたいのですが、PIVOTのフロントデスク(総務)にはかなり感謝を伝えたいです!

     

    会社によっては育休取得や復職にかかる手続きをすべて自分で調べて書類を揃える必要があるなかで、PIVOT フロントデスクチームの配慮とサポート力はすごいんですよ。

  • 黒川

    たしかに、僕も手続きについて簡単な連絡をもらったことはありましたが、特に問題なくスムーズに進みました。出すべき書類も数枚でしたし、ストレスや負担もなかったですね。

  • 赤桐

    仕事から少し離れている状況で会社とのコミュニケーションがうまくいかないと、復職が不安になることもあると思います。

     

    だからこそ、万全のバックアップ体制に助けられました。個人的には、もはや福利厚生の一種といってもいいくらいです!

  • 黒川

    会社が掲げるミッションに「真ん中に『人』がいるデジタルサービスをつくる」という言葉がありますが、育休に限らず、PIVOTの制度の真ん中にも人がいるんだと思います。

     

    単純に制度を用意すればいいやじゃなくて、使う人とその先にいる家族にまで配慮がなされていて、しかもそれが意識的でなく自然に取り組まれている。こういったところも、先日発表された『D&I AWARD 2023』大賞受賞の理由ではないでしょうか。

  • 育休取得によって仕事のスタイルやマインドに変化はありましたか?

  • 赤桐

    育休前の引き継ぎを経験したことで、仕事を分散してみんなであたるチーム力の強化につながりました。自分だけの時間ではなくなった分、これまで以上に効率化も図っていきたいですし、家庭に関しても育休が終わったから育児も終わりとは当然ならないので、今後も家族みんなが良いバランスで助け合っていきたいなと思っています。

     

    子どもから「パパは楽しく働いている」と思われるような働き方、仕事との向き合い方を続けていきたいです。

  • 黒川

    今まで以上に緩急軽重を意識して働くようになりました。時間や力を重点的に使う箇所を見極めたうえで、自分とチームのメンバーのケイパビリティを考慮しながらうまくタスクを分散していけば、本来の人数以上の成果が出せます。80%の力で100%の仕事を達成して、余力の20%で自分たちの好きなことや興味のある分野に力を使うのが理想でしょうか。今後は、こうしたチームのあり方を目指していきたいです。

最後に一言

営業黒川さんとエンジニア赤桐さん
  • 最後に、読者の方にメッセージをお願いします!

  • 赤桐

    個人的に育休を取得した3ヶ月は、なににも変えがたい特別で密度の濃い時間となりました。

     

    育休に限らず、PIVOTでは働き方や会社の制度などについて相談できる体制が整えられています。もしご自身のバックグラウンドや将来などに対する漠然とした不安がある方も、それをマイナス要因だと決めつけず、ひとつの可能性として前向きに捉えてもらいたいです。

  • 黒川

    PIVOTでは、会社や周囲のメンバーに対しての「信頼」や「自分に対しての信頼」があることで前向きに育休取得ができているのだな、と感じています。
    制度を使う社員もそうでない社員も同じマインドを持っているので、前向きに制度を活用できます。 ご家庭によって事情はさまざまなので、「絶対に育休をとったほうがいい」とは決して思いません。

     

    ただ、育休中に得た気づきや学び、経験を復職時に活かす──そんなポジティブな育休取得を一人ひとりが重ねていくことが、世の中の価値観を変えるきっかけになるかもしれません。育休に限らず、PIVOTのD&I活動がこうした行動の連鎖につながると嬉しいですね。

  • ありがとうございました!

編集後記

育休取得の有無や期間、過ごし方に正解はありません。だからこそPIVOTでは、多様なバックグラウンドや働き方の社員が“自分にとっての最善”を選べる組織文化の醸成を、心理的安全性に守られながら仕事とプライベートを楽しめる環境を目指しています。

 

現在PIVOTでは、新卒・中途の募集を行っています。独身でも既婚でも、子どもがいてもいなくても、新卒でも中途でも──誰もが自分が望んだキャリアを積める環境で、一緒に「真ん中に『人』がいるデジタルサービス」を作り上げていきましょう!

PIVOTの採用情報については、こちらからご確認ください!

 

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