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ただ今よりもよくありたいだけ!
“プロジェクトマネージャー”に
仕事の心得を聞く

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渡部 和也

2017年入社 スマホアプリチーム プロジェクトマネージャー

2017年、総合職として新卒入社。現在はチームリーダーとして、
アプリ案件の企画進行から開発まわりのディレクションまで幅広く担当する渡部和也さん。
アプリ版『ぴあ』や『寝たまんまヨガ 簡単瞑想』など、
PIVOTを代表する多くのアプリ開発においてプロジェクトマネージャーとして携わっている
渡部さんに、仕事の心得などを聞いてみました。

担当アプリが「Google Play ベスト オブ 2021」を受賞。
ひたむきに走った6年間で得た、たしかな自信

―渡部さんは、2017年に新卒入社されたんですよね。決め手はどんなことだったのでしょうか。

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“創意工夫を求められるクリエイティブな仕事”との出合いを求めてマスメディアや広告業界を受けるなか、エージェントにすすめてもらった一社が「PIVOT」でした。
数ある企業のなかで、話を聞いてくれる姿勢を示してくれたことで、入社後のコミュニケーションを想像できたことが最大の決め手になりましたね。

―現在担当している代表的なプロジェクト、役割やポジションを教えてください。

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開発まで担当させていただくアプリ案件については、プロジェクトマネージャー(以下、PM)としてほぼ全案件に携わっています。
ぴあ株式会社様のアプリ版『ぴあ』や株式会社ヨギー様が運営する『寝たまんまヨガ』のリブートが代表的なプロジェクトで、提案から進捗管理、開発面やデザインのディレクションが主だった役割です。
長くお付き合いさせていただくことが多く、案件の内容や状況によっては年間の予算の組み方や配分なども含めてご相談いただくこともあります。

―どちらも大規模なプロジェクトだと思います。
担当業務についての印象深いエピソードや率直な感想、成果を教えてください。

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アプリ版『ぴあ』は僕にとって初めてのアプリ案件だったこともあり、世に放たれた瞬間の喜びはひとしおでした。プロジェクトへの加入当初は、期間に対しての相当のアウトプットを要するフェーズであったこともあり、PIVOT内でもデザインチームと開発チームとの間に分断感が生じていました。僕自身の経験も浅く、右も左もわからないといっても差し支えないような状態でしたが、両チームをつなぐブリッジとして機能しようと試行錯誤した思い出があります。とにかく自身ができること!をがむしゃらに働いていました。
ファーストローンチ前はまるで高校の文化祭前のようなドタバタ感の中、チーム一丸となって一歩ずつ前に進み、自信を持って送り出せるモノをつくりあげていきました。パートナーさんやクライアントであるぴあさんまでを含めたひとつのチームとして、よいものづくりができました。

ターゲットの広いアプリなので、リリース後にユーザーからのリアクションをダイレクトにキャッチできたのも嬉しかったですね。SNSやストアでアプリの評判を調べてはチームメンバーに共有していました(笑)
ありがたいことに、リリースから数年後に「アプリ版『ぴあ』のファンなんです」と、弊社に声をかけてくださったクライアントもいたほど。自分の担当したプロジェクトがきっかけとなり、新しい案件につながったときは胸に迫る思いがありました。

株式会社ヨギー様の『寝たまんまヨガ』リブートプロジェクトも、クライアントやユーザーの皆さんにご好評いただいています。PMとしてゼロからプロジェクトを構築した初めての案件だったこともあり自信につながりました。
品質の高いコンテンツの価値を損なずに、既存/新規のユーザーにプロダクトとしての魅力を伝えられたと思います。リリース後や改善や運用で携り、「Google Play ベスト オブ 2021」でアプリ自己改善部門大賞を受賞、クライアントにとっても、チームにとっても自信と実績を得た貴重な経験でした。

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クライアント、チームのために進行管理だけで満足したくない。全領域でプロフェッショナルになるための心得

―両プロジェクトとも、PMとしての進行管理に留まらず包括的に携わっているんですね。

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細かな部分は各分野のプロにお任せして、進行管理やマネジメントにコミットする形もありますが、僕はいろんな領域に一歩踏み込むスタイルを取っています。その分コミュニケーション量は多くなりますし、勉強しなければならない課題にも直面しますが、手掛けることのできる領域も比較的広いかなと思っています。
役割を区切って分業するのではなく、まるっとみるほうが自分の性にあっているのでしょうね。

―プロジェクト全般を把握しておきたい理由は?

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ディレクターやPMは、デザイナーやエンジニアと同等レベルの専門知識を持っていなくてもプロジェクトの進行自体はできてしまう事もある、というのが正直な意見です。だからこそ、僕はそこに甘んじたくないんです。
プロジェクト、ひいてはPIVOTの顔役として矢面に立つ役割だからこそ、「デザインやアプリ開発、進行なんでも聞いてください!」のスタンスでありたいなと。
クライアントへ不安や不信感を与えないよう、いずれの局面においてもプロフェッショナルに振る舞えるよう心掛けています。

この思考は、対クライアントへのメリットだけではなく、チーム力の底上げにもつながると考えています。たとえば、どれほど優秀なデザイナーであっても「本当にこれでいいの?」と不安に思う瞬間があるはず。そこで声をかけてもらった際に「よくわからないけど、いいんじゃない」と返しては、相談を持ちかけた甲斐がないというもの。だからこそ、物事の妥当性を判断しうるレベルの知識は身につけておきたいのです。デザイナーやエンジニアの領域において、彼らと同等の知識やスキルを身につけることをゴールにしてはいません。別の視点を気づきを与えられるような意見や建設的な議論をもって、彼らと打ち合いできる関係でいられるように努力はしています。

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「こなし仕事はしたくない」
意識的に付加価値を見出して、クライアントからの信頼を勝ち取る

―プロジェクトやチームへの深い愛を感じます。その熱量は一体どこから湧いてくるのでしょうか。

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大それた理由はなくて、ただ今よりも“よくありたい”だけなんです。一定のパフォーマンスである程度の売上が見込める案件があるとした場合にも、こなし仕事のように扱うのはしたくなくて。例えば「一番効率的に利益を出せて、楽な方法探しましょうよ!」など、明確な目的や取り組みをプロジェクトへ持ち込むようにしています。意識的に+α(プラスアルファ)の付加価値や狙いを生み出せるように動いていて、それが結果的にモチベーションにつながっているのだと思います。

とにかく現状維持で満足したくない性分なので、そのマインドをプロジェクトメンバーに求めることも多いです。
変化の早い業界なので、小さな進化や成長を積み重ねていきたいですね。

―渡部さんのマインドや仕事スタイルについて、周囲の反応は?

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あるエンジニアが「自分にとっての理想のプロジェクトマネージャー像は渡部くんだ」と言ってくれたことがあって、今でも思い返すたびに胸が熱くなります。
ほかにも秘めている言葉があるのですが、恥ずかしいので今日はこの辺にしておきます(笑)。

―クライアントからの信頼を勝ち取るために実践していることはありますか?

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仕事に限ったことではありませんが、いくら真っ当に稼働してタスクを処理しても相手の目に映らなければ伝わりません。
せっかくできているのに、不透明になることで誤解や不安感を与えてしまってはもったいない。だからこそ、どのプロジェクトにおいても「はたらきの可視化」は徹底しています。
過程や成果をPRできる材料は常に用意していますし、機をみてこちら側から打ち出すことで信頼を得ている部分は大きいですね。

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打てば響く、そんな人とPIVOTで歴史を紡ぎたい。
アプリ開発チームが目指す「次のステージ」とは

―今後、スマホアプリチームをどのような組織にしていきたいですか。

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アプリ案件では、リリース後の運用やメンテナンスまでを含めてプロジェクトをまわしていくことが多いのですが、現チーム体制でどこまで対応できるのかについて課題意識があります。
アプリ案件を担当できる人材が社内にまだ少ないこともあり、経験・機会の分散と育成は課題です。今後はアプリディレクション、テクニカルディレクションの担当者育成にも注力しながら、チームとしての体力を育んでいきます。

―どんな人材がPIVOTに向いていると思われますか。

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周囲と協同しながら、建設的かつ論理的にプロジェクトと向き合える方でしょうか。
極端にいえば、“チームメンバーにタスクを振る”ただそれだけの行為においても、「△△だから〇〇さんにお任せします」といった明確な理由や思考のプロセスを挟んでほしいです。

加えて、一つひとつの言動が能動的であってほしいですね。
PIVOTのビジョンに共感し、組織に刺激を受けて自ら行動できる――打てば響く方を求めています。

飽くなき探求心と無限の好奇心で、
世の中に新しい価値を

―最後に、渡部さんにとってPIVOTとは?

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自己実現のために探求を続けられる場所です。もちろん、なんでも自由にしてオーケーというわけではありませんが。
①揺るぎない意思や信念を持っている
②達成のために自ずから努力できる
③それをやるべきだと説得に足る材料を提示できる
という三項目をクリアできれば、前例のない取り組みにも丁寧に耳を傾けてくれます。

多様性を認めて育んでくれるフィールドなので、あとは本人のやる気と努力次第でいくらでもチャレンジできます。
もしかしたら、この記事を読んでくれているあなたのアイデアは、これまでのPIVOTになかったものかも。IT分野でのモノづくりを通じて世の中に新しい価値を提供したい方は、ぜひ気軽にお話を聞きにきてください!

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