UXデザインやUIデザインに欠かせない!使いやすいデザインツールってなんだろう?【誰でも使いやすい!コミュニケーション重視のPowerPoint/Excel編】
2022.1.13 (更新日 2024.11.29)
こんにちは、PIVOTコラム編集部です。
今回は、世の中に多数存在しているデザインツールについて、PowerPoint/Excel編とfigma編に分けてお届けします。
弊社では案件によって様々なデザインツールでお仕事をしています。ですが、他のデザイナーさんと、
「やっぱり〇〇が使いやすい、全部これでデザインしたい!」
なんて会話をすることもあり、私自身も使いやすい/にくいと感じているツールはあります。が、デザインツールはデザイナーだけが使いやすければOK!なんてことはありません。
・デザイナーがデザインしやすいか
・クライアントが確認しやすいか
・エンジニアに連携しやすい/実装しやすいか
など、状況によってどこに重点を置くかで使うツールを選択します。
そこで、下記の2つの観点でツールを選び、メリット/デメリットをまとめてみました。
① クライアントも使いやすく、コミュニケーションが取りやすいツール
② 制作陣が使いやすく、効率的でスピード感のある作業ができるツール
今回の記事では、①の観点で使いやすいと感じるPowerPointとExcelについてまとめました。
もくじ
PowerPoint/Excelのここが良い①|使える人が多いのでハードルが低い ~ UXデザイン/UIデザイン
個人的に、PowerPoint/Excelを使う理由としてはこれが一番の理由だと思います。
セキュリティが厳しい会社で使えるツールが限られていたり、本格的なデザインツールは触ったことが無いクライアント様でもOffice製品なら使用できる可能性が高いです。わからない機能があっても、検索ひとつでたくさんの情報が出てくるため誰でも安心して使用できます。
PowerPoint/Excelのここが良い②|確認作業に使える機能が多くコミュニケーションが取りやすい ~ UXデザイン/UIデザイン
PowerPoint/Excelはやコメント機能や校閲機能が充実しており、編集履歴の自動保存や、他の人がいつどこを編集したか表示できる為、デザインが固まりきっていない時など、細かい修正指示がたくさん入る時に重宝します。
Figmaなどのデザインツールにもコメント機能はあるのですが、使い勝手はOffice製品の方が良い!というのが個人的な感想です。また、PDF書き出しや印刷も容易なので、紙で確認したい場合にも役立ちます。
PowerPoint/Excelのここがイマイチ①|本格的なデザインはできない ~ UXデザイン/UIデザイン
PowerPoint/Excelは本来デザイン作業を目的としたツールでは無いため、本格的なデザインをすることは難しいです。
ですが、ワイヤーフレーム作成など、デザインの構造を決める段階では、図形機能で簡単なデザインを作成することができますし、その段階では修正や内容変更も多いため、指示を出しやすい強みを活かせます。(ワイヤーフレームについてはこちらの記事をご覧ください)
PowerPoint/Excelのここがイマイチ②|細かい事務作業による時間的コストがかかる ~ UXデザイン/UIデザイン
上述の通り、本格的なデザインはできないため、ある程度はfigma/AdobeXDなどのデザインツールで作成し、書き出した画像を貼り付けて資料化するといった作業が発生する場合もあります。
また、データを共有する際に、Googleドライブなどのクラウドに上げる、もしくはネイティブデータやPDF変換データを共有する必要が出てきます。
後者の場合、容量が重くなりすぎないよう調整するという作業も加わります。細かい事務作業が出てくるとスピーディーな進行が難しくなる為、スケジュールに余裕のある時に使用した方が良いでしょう。
パワポとエクセルを使い分ける ~ UXデザイン/UIデザイン
ここまでPowerPoint/Excelとまとめて表記していましたが、それぞれは下記の様に使い分けることがオススメです。
PowerPoint : 確認する要素/事項が多い時
・仕様上1ページに多くの情報を入れにくい反面、確認/共有事項が多い場合はページ毎に分けることで、ミスや見落としを減らせます。
・ UI/画像/テキストなど様々な要素を包括的に確認する際に役立ちます。
Excel : 全体のバランス含めて確認したい/確認事項が少ない時
・縦長のページのデザインも丸ごと画像で貼り付けることができる為、全体のバランスをざっくり確認したい時に便利です。
・ 文言修正のみなど、確認要素が少ない時に効率的に作業を進められます。
まとめ
PowerPoint/Excelは本格的なデザインは難しく、若干の作業コストがかかるものの、コミュニケーションツールとしての能力が高いです!そのため、構成の段階など、クライアントと密にやりとりを取りたい時に真価を発揮します。使用するデザインツールで迷った時に、参考にしていただければ幸いです。
次回は、制作陣が使いやすく効率化とスピード感が欲しい時に選択したいツール、「figma」についてまとめていきますので、そちらも合わせて読んでみてください。
「真ん中に『人』がいる
デジタルサービス」をつくりませんか。
お仕事のご相談やお見積もりのご依頼、具体的なご相談は、こちらからお問い合わせください。