ユーザビリティの基礎から実践までを解説!出張ユーザビリティ講座実施レポート
2024.11.13 (更新日 2024.11.13)
こんにちは!UXデザイナーの松浦です。
自社で開発している業務システムの使い勝手が悪く、作業時間がかかりすぎたり、工程が複雑で俗人化しやすかったり、ミスが起こりやすいといったお悩みをよく伺います。
UX/UIデザインを改善したいと考えつつも、何から手を付ければ良いのか分からない、またデザインに対する予算がつきにくいといった声も少なくありません。
今回、こうしたお悩みにお応えし、業務システム開発会社様の社内研修として『ユーザビリティ講座』を実施いたしました。
もくじ
「業務システム開発にもデザイン観点」をインプット
この講座を企画した背景は、業務システムのUX/UIデザイン改善に関するご相談をいただいたことから始まりました。
当該システムのユーザーは多様な職種や業種にわたっていましたが、使いやすいUIデザインにはなっておらず、画面設計やデザインをアップデートしたいとのことでした。さらに、今後はデザイン観点を取り入れた開発を定着させていきたいというご相談もいただき、研修の実施が決まりました。
ユーザビリティは、デジタルプロダクトのユーザー体験を向上させる上で非常に重要な要素です。今回の講座では、ユーザビリティに関する基礎から実践までを幅広く取り上げ、多くの参加者から高い評価をいただきました。
研修プログラムの策定と内容
研修プログラムの策定にあたっては、課題感や参加される方について(職種・人数・UIに関する経験など)ヒアリングを行い、研修の目的をすり合わせました。その後、目的に合わせた研修プログラムをアウトラインでご提案し、ご要望に応じて内容を調整・詳細化しました。
その結果、研修の目的を「フロントエンド開発においてユーザビリティの観点から判断・改善を行うための知識を蓄積すること」に設定。研修の参加者はプロダクトマネージャー、エンジニア、マーケターなど、多岐にわたる職種の方々で、それぞれの視点からユーザビリティに高い関心を持って参加されました。
当日の講義は、以下の3部構成で行いました。
- UXデザイン
- ユーザビリティ / UIデザイン
- エキスパートレビュー
ユーザビリティに関するセッションでは、ユーザビリティの定義やUXデザインのプロセス・手法を解説。実際にチーム内で利用シーンを検討しながら、ユーザー要求を反映させるアイデアを生み出すワークショップも行いました。
ユーザビリティ / UIデザインに関するセッションでは、ヒューリスティック10原則をもとにユーザビリティやUI設計について学び、さらにUIデザインの基本原則をご案内しました。
最後に、エキスパートレビューの概論や実施方法を解説し、実際にレビューを行うワークショップを実施しました。
アンケート結果は、期待以上/期待通りが95%!
研修後のアンケート結果では、「期待以上/期待通り」が95%、「業務で活かせる」と感じた方が94%という高評価をいただきました。
具体的な感想としては以下をご覧ください。
「ユーザビリティの観点でどのようにデザインすればよいかが理解できた」
「これまでは各自で独自に画面を作成していたが、統一感を持たせるためにデザインシステムの設定が必要だと認識した」
「デザイン次第でユーザーの印象や使用感が大きく変わることを改めて理解し、今後はユーザビリティを意識したい」
皆様のお悩みに合わせたカスタマイズ。出張研修伺います!
今回のセミナーは多くの関心を集め、ワークショップでも活発な議論が行われました。中には「もっと時間をかけて議論したかった」との声もいただいています。
今後、デザイン視点で画面設計やサービス作りの共通認識を社内で築きたい、などのご要望がありましたら、ぜひお問い合わせください。
皆様のお悩みに合わせたカスタマイズ研修をご提供いたします。
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