1/3インチピッチって? 〜いいとこどりしてハッピー!〜ユーザー価値を引き出すUIデザイン
2021.3.22 (更新日 2024.6.18)
こんにちは。PIVOTコラム編集部です。コロナ禍によって昨年3月からリモートワークをするようになり1年が経ちます。
作業環境で変わった事といえば、メモの取り方。
以前は、会社の取り組みでペーパーレスやフリーアドレス化にともないPCでメモする事が多くなっていました。会議が対面からオンライン会議に変わったことで、PCの動作が遅くなる時があり、紙のノートが再び活躍するようになりました。
もくじ
ふと目にとまった「1/3インチピッチ」という国際標準規格
話のきっかけとなった2冊をご紹介します。
もともと考える時などは手書きをすることが多く、長年使い続けているものです。2つとも入手しやすいのでご存知の方も多いと思います。
ひとつめは、
■ 無印良品 ダブルリングノート(A5/無地)
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550182109344
とにかく中身が無地なのがいい。そして、A5サイズって大きすぎず小さすぎず、デスクで使うにも打ち合わせで持ち歩くにも丁度よいのです。仕事用に50冊以上は使い続けています。
もうひとつは、
■ リヒトラブ AQUA DROPs ツイストノート(メモサイズ)
以前は「無印良品のダブルリングメモ(A7)」を使っていたのですが、ツイストノートとの出会いでこれが一変。
用途といえば、ちょっと思いついたことを直ぐにメモできる。海外旅行時には行きたい場所や買い物リスト、緊急連絡先などの備忘録、言葉が通じず絵や数字を書いて見せたり書いてもらったりなど。
これに惹かれた理由はなんと言っても「メモをはずすことができる!」こと。順番を入れ替えたり、並べて俯瞰するなど気軽にできるのがすごくいいのです。
その追加リーフを購入した時に、「INTERNATIONAL STANDARD 1/3INCH PITCH」という文字がふと目に飛び込んできました。
国際標準規格…。あまり意識することがなかったノートの穴の規格。調べてみると、世界中で作られている「ダブルリングノート」の穴の間隔は、「1/3インチピッチ(8.47mm間隔)」と言われる国際標準規格が採用されているとのこと。
…ということは無印良品のダブルリングノートも?!
標準規格に気づいたことで私のノートの歴史が変わった
規格が同じならばとツイストノートのA5サイズのとじ具に、無印良品ダブルリングノートの紙をセットすると、なんとピッタリ!!!
仕事用ノートは、プロジェクト案件・社内の用件などを問わず「1冊のノートに時系列」で記入しています。右上に記す日付がノンブル代わりとなり、それなりに探しやすいからです。これが「抜き差し可能」になったことで、後からカテゴリ分けが可能になりました。そして、前は不要になったページを破り捨てる時に小さな四角い紙くずが出てイヤだな〜と密かに感じていましたが、それに煩わされない事が思いのほか嬉しいです(笑)
いいとこどりっていいね♪
標準規格といえば携わっているWEBページ制作もWeb標準化のもとで表現され、互換性や品質を保つことでユーザーの使いやすさにつながっています。仮に規格ではなくても「いいね」と思われたUIデザインは、真似され流行り、ユーザー側は多く触れる事でそれが普通の操作となって受け入れられていきます。基準となるものを理解してデザインに取り入れることの重要性を改めて感じました。
余談ですが、実はツイストノートにも無地の専用リーフはあります。しかし紙が上質…。長年無印良品の中紙の質感に書き慣れてしまいコスパも良いので、2つの組み合わせが私にとっては「いいとこどり」で画期的な出会いでした。両方の商品に申し訳ない気もしますが、両方ともに感謝しております。「1/3インチピッチ」ありがとう!
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