次の10年は折りたたみスマホの時代?モバイルUIデザインの未来とは

PIVOT Column 編集部 Member

2022.2.02 (更新日 2024.12.02)

こんにちは。

最近iPhone13 ProMaxを入手したPIVOTコラム編集部です。

 

突然ですが、皆さんはどんなスマホを使っていますか?
10点以上のアップル社製品を所有している私は、同社が採用していない技術は全て邪道だというド偏見を持っているほどのアップル信者なので生涯iPhoneユーザーでいることでしょう…。

 

そんな私ですが、最近、友人が使っているGalaxy Z flipを見て思わず、「か、か、かわいい!!!」と声をあげてしまう程の衝撃を受けました。
個人的に今、折りたたみスマホがとても気になっています!
アップル社も折りたたみデバイスに関連する特許を着々と取得しているようですし、かつてストレート型端末の後に折りたたみ式携帯が流行したように、折りたたみスマホの時代がやってくるかも?

 

というわけで、本記事ではUIデザインの観点で、現在の折りたたみスマホ事情について調べた内容をまとめていきます。

もくじ

折りたたみスマホってどんな特徴があるの?

まず、現行機種として販売されている折りたたみスマホを3社からピックアップし、一般的なスマホに対してどのような特徴があるのかをまとめてみました。

折りたたみスマホの特徴

出典:
https://www.vmall.com/index_new.html
https://www.samsung.com/cn/smartphones/galaxy-z-flip3-5g/
https://www.mi.com/mixfold
※価格は執筆時(2021年11月30日時点)のものを記載。購入方法により異なる場合があります。

①大画面な分、重量と消費電力も増加

Z flip以外は全て、一般的なスマホサイズを2倍にしたようなデザインです。スクリーンは大きくなりましたが、その分かなり重くなっています。寝る前に操作している時など、顔に落としてしまったらかなり痛そう…。バッテリー容量も一見大きいように見えますが、スクリーン部分の増加により消費電力も大きくなったため、本体の稼働時間は短くなってしまっているようです。

②折りたたみならではの保護フィルム問題

気になる/気にならないは個人差があると思いますが、使用しているうちに保護フィルムのヨレやエアバブルがでてきてしまうケースが多いようです。画像出典元の記事にてこの問題を詳しく取り上げているので、興味があればご参照ください。

折りたたみスマホのUIデザイン

③高いものだと30万超えの高価格

やはり価格もネックになってくるでしょう。

Galaxy W22、Huawei mate X2はいずれも30万円以上という高価格です。Z flipは他の機種に比べ安価なモデルではありますが、スクリーンが壊れてしまった時の修理代は90,000円〜と高額です。
(Apple社WEBサイトに記載のiPhone13の画面修理代は30,000円〜)

https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/service/screen-replacemnt

UIデザイン視点で、折りたたみスマホってどんな人に向いてるの?

現時点ではデメリットも多いと感じる折りたたみスマホですが、ではどのような人に適しているスマホなのでしょうか?
私も思わずその見た目に感激してしまったZ flipですが、以下の理由から女性に適していると言えます。(個人ブログやYoutubeでも女性ユーザーのレビューが目立ちます)

 

主な理由としては
・サイズが小さく持ち運びやすい
・自撮りする際の角度調整がしやすい
・女性好みの外観(化粧品のパッケージに近い)

などが挙げられます。

 

では他の大画面モデルはどうでしょうか?
結論から言ってしまうと、「持ち運びやすいタブレット」としての需要がありそうです。タブレットサイズの端末を日常的に持ち歩くことが多い学生さんや会社員の方向けといったところでしょうか。

 

・通勤・通学時などでも持ち運ぶ抵抗が少ない
・PIP(ピクチャーインピクチャー)ウィンドウが活躍しやすい
・文字サイズを大きくしても違和感が少ない

 

など、従来のスマホでは物理的に実現し得なかった部分をカバーしつつ、タブレットほどかさばらないという絶妙なポジションに位置しているので、今後これがスタンダードとなるかどうかが気になるところですね。

折りたたみスマホのUIデザインを考えるのは大変そう…

折りたたみスマホの技術はまだまだ発展途上ではありますが、SF映画で見かけるホログラム画面のように、物理的な問題を解消できる技術革新が起きない限りは大画面のニーズはまだまだ続くのではないでしょうか。

 

コンテンツを開発/提供する側の業界でも、今後動きが活発化してきそうです。アンドロイドの開発チームも、折りたたみスマホが発売される前にフレキシブルディスプレイについてのドキュメントをブログにアップしていました。

折りたたみスマホの技術
出典:https://android-developers.googleblog.com/2018/11/unfolding-right-now-at-androiddevsummit.html
(英文記事のみ)

 

 

「画面の大きさに合わせて表示させるだけなら、一般的なレスポンシブ対応と同じでは…!」と、つい安直にツッコミたくなってしまいましたが、既にあるコンテンツの適用コストを考えると、仕方ないのかもしれません。個人的には、せっかく大きい画面が持ち運びやすくなったので、より新しくて面白い使い方をしてみたいな…と考えてしまうところでもあります。

 

例えば、メモアプリを使うときなんかは、スマホが閉じている時にはリスト表示。開くと詳細が表示されるようなUIデザインにしたり。
他にもブラウザアプリを使う際は、スマホが閉じている時は通常の閲覧モード。開くとブックマークリストがズラりと表示されるなど、よりユーザーの使用シーンに合わせたUIデザインが普及していくことを想像するとワクワクします。

モバイルUIデザインについてまとめ

モバイルUIデザインについてまとめ

この記事を書き終わった際、HUAWEIとOPPOもそれぞれ新しい折りたたみスマホを発表し、まだまだブームは続くと実感しました。

 

この記事を読んで、折りたたみスマホやその可能性について、興味を持っていただけたら嬉しいです。

Next Column
Columnトップへ戻る

「真ん中に『人』がいる
デジタルサービス」をつくりませんか。

お仕事のご相談やお見積もりのご依頼、具体的なご相談は、こちらからお問い合わせください。

でも何から相談して良いかわからない...

無料

よろず相談窓口

「こんなことでも依頼できる?」
 ふわっとした質問・相談大歓迎

予約はこちら 予約ページより、ご都合の良い時間を選んでご予約いただけます。

資料ダウンロード

費用・制作期間など、PIVOTの各サービスの紹介資料をご参照いただけます。