PIVOTが目指すチームの形を後押ししてくれる産業医?! 心を整え、質の高いプロダクトを生み出すチームを目指す取り組みを紹介します
2021.5.13 (更新日 2024.7.12)
こんにちは!PRの掛端です。
PIVOTでは、労働安全衛生法に基づき産業医と衛生委員会の配置を行い、日々メンバーの健康管理と職場環境の改善につとめています。
その取り組みの一環として産業医の先生にも就いていただいています。
PIVOTで産業医をお願いしているのは、「スポーツで培われるメンタル力を企業のチームワーク育成に活かす」というコンセプトをお持ちの辻秀一先生。定期的に開催している講話などでは私たちにさまざまな気づきを与えてくださいます。
今回は辻先生が産業医としてPIVOTに来ることになった経緯と、今後の働き方改善に向けて、PIVOT衛生委員会事務局を務める夏目さんに詳しく話を聞きました!
もくじ
「チーム力を強くしたい」という代表 宮嵜の思いと、辻先生のメソッドがマッチングした
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夏目さんは衛生委員会でどんな仕事を担当されているのですか?
夏目:普段は総務・経理業務をしているのですが、2019年から衛生委員会の事務局運営をしています。
委員会には8名が参加していまして、雇用者側と労働者側双方からメンバーが選出されています。私は議事録を取ったり、進行役を務めたりといった役割です。
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産業医である辻先生がPIVOTに来られることになった経緯を教えてください。
夏目:もともと代表の宮嵜さんが個人的に辻先生の著書のファンだったという事で、講義にも参加するなど、先生の提唱されていることに共感を持っていたそうです。
そして実は、私自身が辻先生とは10年以上前からの知り合いで、先生のご専門であるスポーツメンタルにおいて、私自身が学ぶためのいわば「師匠」としてお付き合いさせていただいていました(笑)
たまたま宮嵜さんが辻先生のファンであると知り、私が仲立ち人となって辻先生と宮嵜さんとの対面が実現。その後、PIVOTの産業医として活動していただくことになりました。
なのできっかけとしては珍しいというか、かなり奇跡的なめぐり合わせかもしれませんね(笑)
「サラリーマンもアスリート」の精神でチームワークとメンタルを強くしていく
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「スラムダンク勝利学」という著書でも有名な辻先生ですが、特徴的な活動はなんですか?
夏目:内科医でスポーツドクターの辻先生はスポーツメンタルがご専門で、多くのプロスポーツ選手などのメンタルトレーニングを手がけていらっしゃいます。
PIVOTでは一般的な産業医の先生と同じく個別カウンセリングや社員の健康状態をチェックいただくだけでなく、社員向けにメンタルトレーニングの講演をいただくなどメンタル領域のアプローチに力を入れています。
宮嵜さんが「スポーツメンタルの考え方を企業のチームワークに活かす」という辻先生の考えに深く共感していることもあり、今後はチームワークの強化につながる活動もはたらきかけていく予定です。
その前提として、先生が提唱されているのが「自分自身でメンタルマネジメントを行う」ということです。メンタルマネジメントをしていくことが、業務のパフォーマンスの向上にもつながる、という考え方です。
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メンタルマネジメントをする、とは具体的にどんなことを指すのですか?
夏目:簡単に言うと「自分のご機嫌をとれる」「自分で自分の責任がとれる」状態になることですね。
私たちのメンタルはいろんな要因によって大きく揺さぶられます。職場環境、仕事内容だけではありません。健康状態や人間関係、場合によっては家族の問題で揺れてしまうことだってあります。
その大きく揺れてしまうメンタルの波をセルフマネジメントできれば、より業務に集中しやすくなったり、自分の業務パフォーマンスそのものを上げたりすることができます。辻先生を含む衛生委員会は、「どんな心の在り方をすればいいか」を社員に発信しています。
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考えてみれば週に5日8時間(場合によってはそれ以上)仕事をしていることになるわけで、長時間にわたり高いパフォーマンス状態を保つには、メンタルの状態を一定に保つのってすごく大事ですよね。
夏目:そうですね、ちょっと話はそれますが、元々日本人って禅や武道などで心の状態を整えるのが得意な人種だったと思うのです。だけど近年、忙しさなどからその時間を持てなくなった。次第に、「自分の心をご機嫌に保っておくこと」についての意識もうすれてきたように感じます。
さらにこれは私の意見ですが「結果が良ければOK」という仕事をしてきた結果、そのプロセスに至る「心のケア」に注目してこなかった。結果、現在では精神的な苦しさが、社会的な問題となって噴出している気がしています。
PIVOTにおいても、同じような問題を抱えています。在宅勤務が増えたことでお互いの姿や気持ちといったことが見えにくくなりました。相手が何をしているか、どんな気持ちでいるのかを推しはかる機会が極端に減ったことでメンタルを崩しやすい環境になったともいえます。
しかし、さらに強いチームにしていくためには、社員同士のより深いコミュニケーションは不可欠です。相手のことも受け入れながら、自分のメンタルも整えたうえで仕事をしていく。在宅勤務が中心となる時代において、これを実践することは難しいかもしれませんが、その難しい課題に対して、PIVOTのみんなでチャレンジできたらなと思っています。
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「メンタルを良い状態に保つことが本当にチームワークに結び付くの?」と思っていましたが、メンタルマネジメントはなにもチームワークの強化だけではなく、あらゆる方向に良い効果を生み出してくれそうですよね。
夏目:そうなんです。心を良い状態に保っておくためには、実は睡眠も食生活も深く関わってきます。「メンタル面のトレーニング」って、すなわち自分の生活を改めて見直すことなんですね。
たとえば、セルフマネジメントによって仕事の時間とプライベートの時間を正しく使い分けることができれば、自分の生活の質もまた家族関係も良くなる可能性が高くなります。
あるいは、プライベートで趣味を持つことで人生の質向上にもつながるかもしれませんよね。そういった多方面に効いてくるのが「メンタルマネジメント」です。みなさんに本質的な理解を深めていくのも、私たちの役目だと考えています。
心を整えることでチームの結束力を高め、質の高いプロダクトを生み出していきたい
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今後、衛生委員会としての展望を聞かせてください。
夏目:2019年に発足した衛生委員会ですが、率直に言ってメンバーの関心事はまだまだ低いと思っています。そこでまずは「衛生委員会の活動を知ってもらう」から始めるため、社内で活用しているのチャットツールの「Teams」内にて、「衛生委員会チャンネル」を開設。健康障害防止、健康増進、働く環境の整備やちょっとした健康Tipsなど、広くお知らせしています。
今後は、辻先生が話された内容を繰り返しチャンネルなどでも発信していく予定です。
地道な活動ですが続けていくことで、社員のみなさんそれぞれの心の持ち方が少しでも整うといいなと思っています。もちろん講義がある際にはワークなども取り入れ、飽きが来ないよう継続して聞いてもらうことにも意識しています。
心が整うと、自然と職場環境や人との関係性も整えようというアクションにつながります。そんなポジティブアクションがもっと増えていけば、チームの結束力もいっそう高まるはずです。
チームの結束力の高まりが職場環境を良好にし、やがてプロダクトというアウトプットに活きてくる。そこまでが私たち衛生委員会の成し遂げたいことです。
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メンタルを保つことが、生活の質、関係の質、人生の質につながる。そのことの理解を深めていくって感じですね。
夏目:はい、ただ気を付けなければならないのはこれら一連のことが「強制」であってはいけない、ということです。
心のことって個人のデリケートな部分にも踏み込むので、中には抵抗感がある人もいるんですよね。
なのでまずは、メンタル関連のことを会社の方針として聞いていただく。その後、実際にアクションするかどうかは個人の判断にお任せしています。「興味がある」という人に届いていけばいいな、というスタンスでいます。
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夏目さん、ありがとうございました!
自身もメンタルマネジメントを意識しながら、ご機嫌に日々過ごしているという夏目さん。「自分の心を水面のようにイメージして、今どんな状態?と常に問いかけるようにしていますね」と自身のメンタルマネジメント法も教えてくださいました。
PIVOTは、今後もチーム力強化のため、さまざまな働きかけをしていきます!
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