視覚化でアイデアの価値を明確に!「コンセプト評価支援ツール」で実践的な検証を

人間中心設計専門家 松浦祐希
松浦 祐希 Matsuura Yuki PIVOT執行役員 人間中心設計専門家 UX Designer/Information Architect

2025.3.17 (更新日 2025.3.17)

Service Package Design

新しいアプリやサービスの開発を計画する際に、「このアイデアは本当にユーザーに受け入れられるのか?」という不安を抱えることはありませんか?

このアイデアは本当にユーザーに 受け入れられるのか不安…

そんな課題を抱える皆さま、「コンセプト評価」をご存知でしょうか。

 

PIVOTでは、このような課題を手軽に、納得度高くクリアにすべく「コンセプト評価」をもっと簡単に取り入れられる支援ツール「サービスパッケージデザイン」を提供しています。

まずは、「そもそもコンセプト評価って何?」という基本から、わかりやすく解説していきます!

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    松浦 祐希 Matsuura Yuki

    PIVOT執行役員 IA / UXデザイナー 人間中心設計専門家

    ディレクター、UIデザイナーの経験を経て、よりプロダクトの設計に特化すべくインフォメーションアーキテクチャを中心に活動。
    人間中心設計のデザインプロセスを導入したプロジェクトプランニング、要求定義~プロダクト設計の実行を得意とし、多くのプロジェクトを担当。

もくじ

コンセプト評価とは

新しいデジタルプロダクトやサービスを企画・開発する際、「このアイデアは本当にユーザーに受け入れられるのか?」という不安を抱えているのではないでしょうか。

この不安に対する答えを、開発計画を立てる前の企画段階で明確にするのが「コンセプト評価」です。

コンセプト評価の目的

コンセプト評価とは、新しいアイデアやコンセプトが、ユーザーの期待や問題解決に寄与しているかを確認する重要なステップです。

 

市場調査やヒアリングとは異なり、ユーザーの実際の反応や期待とのギャップを明らかにすることを目的としています。

 

例えば…

この新機能、ユーザーにとって本当に価値がある?

・競合との差別化ポイントがユーザーに十分に伝わる?
ユーザーが期待する体験を提供できている?

といった疑問を解消し、アイデアが市場で成功するための確かな土台を築く大切な要素を確認することができます。

市場調査との違いって?

一般的な市場調査とコンセプト評価の違いの比較

コンセプト評価は、実際のプロダクト開発の意思決定をサポートするための、より具体的で実践的なアプローチといえます。

なぜコンセプト評価は重要なの?

✔ 開発リスクの低減

MVP※等を通じて提供価値の確度を高め、不必要な開発や修正負担を減らせる。

※MVP(Minimum Viable Product): 市場での検証を目的とした「最小限の機能を備えた製品やサービス」のこと。

✔ ユーザー視点での改善

事前にユーザーのリアルな反応を確認し、受け入れられる形にブラッシュアップできる。

✔ チーム内認識の統一

アイデアの目的や提供価値を明確にし、開発・デザイン・ビジネスの方向性を揃える。さらにPIVOTでは営業部門からもフィードバックを受けることで競合優位性があるか(売れるものであるか)もこのタイミングで評価することを推奨しています。

コンセプト評価を適切に行うことで、ユーザーの期待に応えるプロダクト開発が可能になり、ビジネスの成功確率を大幅に高めることができるのです。

コンセプト評価支援ツール「サービスパッケージデザイン」で”見えない課題”を”見える改善点”へ

UXデザインの視点を取り入れたコンセプト評価の図

新しいデジタルプロダクトやサービスを開発する際、機能や技術だけでなく、「ユーザーにとって本当に価値があるのか?」という視点が欠かせません。

 

ここで重要になるのが、UXデザインの視点を取り入れたコンセプト評価です。

サービスパッケージデザインとはどんなツール?

サービスパッケージデザイン

PIVOTが提供しているコンセプト評価ツール「サービスパッケージデザイン」では、整理したアイデアを具体的なサンプル(UIスケッチやシナリオ)と共に言語化、視覚化することで、ユーザーが実際に評価できる環境を提供しています。

 

これによりアイデアが具体的な形となり、実際のユーザー体験をよりリアルに検証できるため、開発の計画を立てる前に有用なフィードバックを得ることが可能です。

 

一般的な市場調査でのコンセプトの提示方法は文章や簡易的なビジュアル、シンプルなプロトタイプで示すことが多く、ユーザーから得られるフィードバックの精度の差は一目瞭然です。

サービスパッケージデザインの特徴①営業・マーケティングにも直結

そして「サービスパッケージデザイン」の特徴の一つは、テストの対象がユーザーだけでなく、営業担当者やステークホルダーからのレビューを受ける点です。これにより、競合優位性を意識した商品設計が進められ、実際の市場でどのように受け入れられるかの感触を早期に得ることができます。

企画・戦略段階での検討内容は、サービスイン後の簡易な営業資料形式に整理され、コンセプトテストのインプットとして活用されます。これにより、営業活動に即した形でユーザーの反応を得ることができ、マーケティングや営業活動への迅速なフィードバックにも繋がります。

コンセプト評価の参考事例

サービスパッケージデザインの特徴②リーンキャンバスモデルの活用

「サービスパッケージデザイン」では、リーンキャンバスモデル※を活用し、UXデザイナーが担当者様にヒアリングを行い、企画段階の仮説をもとに進めていきます。

 

単なるコンセプト評価にとどまらず、ユーザーの反応を具体的に反映しながら、営業や競争優位性の視点も踏まえた実践的な評価を提供できるのが特徴です。このプロセスを通じて、市場に適応しやすいサービスを開発するための重要なステップを支援しています。

※リーンキャンバスモデル:ビジネスアイデアを整理し、成功の可能性を分析するためのフレームワーク
リーンキャンバスモデルの活用

特に、PIVOTでは以下のポイントを明確にすることで、コンセプトの妥当性を評価しています。

・ 顧客の課題 : 本当に解決すべき課題か?

・ソリューション : その課題をどのように解決するか?

・ 価値提案 : ユーザーにとって魅力的な価値があるか?

・圧倒的な優位性 : 他と比べて優れた点は何か?

・顧客セグメント : どのターゲットに向けたアイデアか?

UXデザインの視点で、「見えない課題」を「見える改善点」へ導くコンセプト評価支援ツール「サービスパッケージデザイン」。

気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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