新規サービスのアイデア具現化に「デザインの力」を活用してみませんか?デザイン視点でのサービス設計事例をご紹介します!

黒川 敬人 Takahito Kurokawa 営業・マーケティング担当

2022.10.26 (更新日 2022.10.26)

こんにちは!マーケティングと営業担当の黒川です。

 

まだ世の中にないサービス・システムをつくるとき、欠かせないのが「デザインの視点」です。新規サービス開発の現場を見ていると、ペルソナやビジネスフロー、カスタマージャーニーマップは設定されているのですが、「デザインの視点」が抜けているケースが多いと感じます。

 

これは、マンション建設に例えると「どんな人に、どんなふうに住んでほしいか、購入価格とランニングコストは●●円くらい」ということは設定されていても、そのビジネスフロー実現のために「どんな立地で・どんな間取りの部屋が何部屋必要で・共用施設のレベルはこれくらい」というマンションの具体像が見えていない、ということ。

 

これだと、開発ボリュームや予算、納期もあいまいになってしまいます。

 

実際の開発に入る前に「デザイン視点」を取り入れて、もう一歩踏み込んだビジョンをプロジェクトメンバーが共有できていると、最初の企画と実際にできあがるプロダクトの差異が少なくなります。

 

PIVOTでは、お客様のご要望をヒアリング後、デザイン視点での検証を行い、プロジェクトを進めています。その手法を、具体例を挙げながらご紹介します。

 

はじめに

アイデアを具現化する「デザイン」の力

「デザイン視点」というと、見た目の話だけのように思われる方も多いのですが、実際にはビジネス構造、UI/UX、プロジェクトマネジメント、HCD(人間中心設計)など、さまざまな視点をクロスオーバーさせる必要があります。その思考の第一歩として、全体像を可視化する過程が有効なのです。

 

 

前述のとおり、新規のプロジェクト企画の場合、多くのお客様が「こういうサービスをつくりたい」という理想や最終形をお持ちです。PIVOTがお手伝いするのは、「具現化」の過程。最終形にたどり着くまでの過程をイメージしやすくするため、1~1.5カ月ほどの時間をかけてイメージの視覚化「UIスケッチ」を行います。一般的に開発会社は、依頼があった内容の「要求仕様の整理」を行いますが、その前に視覚化というステップを踏むことで、より企画の輪郭が明確になります。

 

 

PIVOTでは、この段階でエンジニア・デザイナー・ビジネス視点を持った営業/ディレクターの3者が参加し、それぞれの立場から意見を出し合っています。

 

このステップを踏むことの大きなメリットのひとつが、プロジェクトに携わるメンバーの意思統一です。ひとことでデザイン(UI/UX)と言っても、思い描く内容は人それぞれ。このステップで、場面ごとのユーザーの動きやニーズを明確にし、実際に画面に落としてみることで、各メンバー間のイメージの乖離を洗い出し、チーム内での目標をクリアにします。

 

 

 

PIVOTでの取り組み(具体例)

 

直近の例では、SNSと連携したマーケティングツールをtoB向けに開発したい、というご要望がありました。類似サービスがすでに世の中に出ていたため、当初は「これと同じものを」というご希望だったのですが、それをそのままつくると、イニシャルコストが膨大なものになってしまいます。

 

そこで、まずマストで実装したいこと、お客さまがすでにお持ちの有形・無形の資産を生かすにはどのようなツールが最適か、をUIスケッチで洗い出すことにしました。

想定するユーザーのニーズや実際サービスに接するときの動きを予測しながら画面スケッチ(画面遷移)を起こし、そのスケッチをもとに「こういう画面があった方がいいね」「必要かと思ったけど、この機能は要らなかった」という話し合いを重ねて、必要な画面・機能を絞り込んでいきます。

 

このステップを踏むことによって、サービスイメージがより強固になりますし、全体のボリューム感とサービスのグランドデザインを7~8割程度固めることができます。異なる部署間で課題を共有したり、サービスが目指すゴールもこの過程で明確になっていきます。

 

このお客様は、すでにウェブでのサービスをいくつも展開していて、事業拡大のための一手として新しいサービスを創造したい、という背景がありました。そういった作り手の想いも意図としてくみ取っていきながら、現実のリリースに向けてどうすればいいか?という点にフォーカスして提案を行っていきました。

 

 

ビジョン提案型デザインなら、PIVOTにおまかせ

ここまでご紹介した手法は、「ビジョン提案型デザイン」として2012年頃から提唱されているものです。PIVOTではこのビジョン提案型デザインの手法で、数多くの新規プロジェクトを手掛けてきました。

 

「言われたものを言われた通りにつくる」のではなく、お客様の課題の洗い出し、それを解決するプロセスをクリアにして、一緒にまだ世の中にないプロダクトをつくっていくのがPIVOT流です。

 

1,500件を超える経験と実績に基づいた、PIVOT流のビジョン提案型デザインを是非お試しください。

ご相談はお気軽にどうぞ!

 

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