喜びの先に、明るい未来がある。 15年目のシニアエンジニアが語る、仕事を楽しむ秘訣
2022.8.05 (更新日 2024.9.02)
15年間にわたりエンジニアリングチームを牽引し、PIVOTの成長を支えてきた上野一義さん。
Elixirコミュニティへの参画や執行役員就任など、常に挑戦を続ける姿は若手社員の憧れでもあります。今回は、そんな上野さんにPIVOTで働く意義、魅力を聞いてみました。
インタビュー中に飛び出した、「喜んでいる自分が想像できない目標なら捨ててしまえ!」の真意とは?
<プロフィール>
上野一義(うえの・かずよし)
テクニカルアーキテクト / インフラエンジニア
福岡県出身。東京電機大学電気通信工学科を卒業後、米国Monterey Peninsula Collegeでグラフィック・デザインを学ぶ。2007年、PIVOT に入社。2016年の地元福岡へのUターンを機に、PIVOT福岡の立ち上げに携わる。2022年、PIVOT執行役員に就任。ITMediaでのK8s連載や、Elixirコミュニティ参画(福岡)など、精力的に活動中。
もくじ
PIVOT は、クリエイティブな人で溢れている
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はじめに、これまでの経歴を教えてください。
PIVOT に入って15年目、今年から執行役員に就任しました。サーバーサイドエンジニアとして入社し、以来エンジニアリング部門に所属してクライアントワークを担当しています。
現在のメイン業務は、クライアント側のインフラ環境やクラウド環境の設計・構築など。時代の流れと共に、インフラやiOSアプリの開発・研究なども広く扱うようになりました。表向きの肩書きは変化しているものの、やっていることは2007年から大きく変わっていませんね。
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15年間在籍しているから分かる、“PIVOTってこんなところ”を教えてください。
PIVOT は、純粋に“クリエイティブな行動”が好きな人で溢れた場所です。どんなものを作りたい、こんなことを学びたいという素質を持った方が輝ける環境だと思います。
社風は、良い意味で“ザ・自由” 。
年齢やポジションに関係なく、信念や目的を持っている人は誰しも裁量権のある仕事にチャレンジできます。
「余白」を作って創造力を育む。エンジニアとして大切なこと
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PIVOT のエンジニアとして、求められているものは?
「できること」と「できないこと」を整理することでしょうか。
Web2.0辺りから“変化の激しい時代” といわれているように、弊社もビジネス面・技術面において対応する“スコープ”と“テクノロジー”のアップデートを「直近」と「未来」に対して考えていかなければ……と感じています。
ご存知のとおり、この数年間で“IT”や“Web”などが持つ領域が非常に大きく変化しているため、クライアントからお問い合わせいただくスコープも大きく拡大しています。
理想として、全てのご要望に対して可能な限り対応したい!対応力を持ちたい!というのはあるのですが、例えばテクノロジー観点に限定しても全てを勉強しつつ取り入れ精通することは、現実的ではないと考えていますし、逆に広げすぎることで品質を落としてしまうデメリットのほうが大きいと考えています。
そのための整理として、まずはエンジニアリングチームでの指標を作るべく、各工程(要件定義、設計、開発など)の具体的なアウトプットの基準を策定中です。ルールに従って仕事をするのは、クリエイティブではないと捉えられるかもしれませんが、一定の基準があることでクリエイターに“余白”が生まれると思うんです。
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余白、というと?
先ほどお話したとおり、PIVOT にはクリエイティブな社員が集まっています。ですが、限られた時間のなかで業務をこなすうちに、「アイデアを出したい」「こんなものを作りたい」という気持ちがおざなりになっているのも事実で……。
アウトプットの基準を決め、業務の効率化を促すことで生まれる“余白”が各自の創造力育むことにつながると考えています。
「周囲に支えられた、心地よい日々」。PIVOTと歩んだ15年間を振り返る
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PIVOT のエンジニアとして働く魅力を教えてください。
エンジニアに特化したことではありませんが、「コミュニケーションのとりやすさ」は太鼓判を押せますね。プロジェクトマネージャーやデザイナーなど、別職種のメンバーとも垣根なくディスカッションできますし、互いに協調し合いながら連携できます。
若いころって、ついスキルベースでキャリアを決めてしまいがちですよね。「この会社に入ったら、○○の技術を身につけられる」みたいな。ですがエンジニアにとってコミュニケーションの円滑性は、自身のパフォーマンスにも直結する重要なポイントです。会社を選ぶときには、風通しの良さもひとつの軸にしてほしいですね。
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PIVOT での15年間を振り返ると?
うーん……、ひと言で表すならば、心地よい時間でしたね。要所要所で踏ん張りどころはありましたし、大変な瞬間は何度もありましたが、常に周囲に支えられてきました。
いま改めて振り返ると、この15年間ずっとそう。SOSを出したときに、自分と同じ目線でサポートしてくれる人がいるのって、本当に心強いんですよね。
いま在籍中のメンバーはもちろん、今後新しく入社される方も同じように周囲を頼って、ときには頼られて、良いものを作り上げていってほしいです。
喜んでいる自分が想像できないなら、そんな目標は捨ててしまえ!若手&中途社員に求めるものは?
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若手エンジニアに求めることは?
PIVOT ならではの風通しの良さを存分に使ってほしいですね。
例えば、先輩であっても上司であっても、「それこうしたほうがいいかも」という声を上げてください。自分の若いころを回顧してみると、心の中で疑問を感じながら進める瞬間も多々ありました。
意見の相違や理由が公開(共有)されていないなど、さまざまな事情から進め方に疑問が生じることもあるでしょう。
PIVOT は、“そこ”を気軽に聞ける会社です。ぜひどんどん声を上げて、提案や挑戦を続けてほしいです。若いころなんて、いくら間違えてもいいんですから。
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執行役員に就任されたいま、ご自身の目標は?
これまで通り、自分らしく働くことですね。対外的な要素ばかり考えるのではなく、自分が自分らしく働くことこそが、結果的に会社にも良い結果をもたらすと考えています。
PIVOT では、一人ひとりが毎期の目標を設定するのですが、こういうのを考えるときって、無意識のうちに“会社に貢献するためには?”という目的に絞って考えがちだと思うんです。
でもそれって、自分のための目標ではないですよね。人生のなかで、働く時間って思った以上に長いものです。
まずは主観的に、自分が心の底から喜べる姿を考えてみてください。自分の笑顔の先にPIVOT の発展と明るい未来がある――そんなマインドでいいんですよ。
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最後に、今後入社される方に向けてメッセージをお願いします。
採用面接中は、「この会社のために○○ができます」なんて言葉が定石かもしれませんが、会社のためになにができるのかではなく、“その会社で自分がどう輝けるのか”を大切にしてください。
私の理想は、いまこのページを見ている方が、入社後に明るく仕事をしてくれること。
ぜひ自分らしさを大切に、PIVOTでクリエイティブな喜びとやりがいを感じてくださいね。
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