今年はディズニーシーへ!UXデザインを体当たり学習~楽しさと学びがあるPIVOTの内定者研修~
2024.3.01 (更新日 2024.6.11)
昨年、初の試みながら大成功をおさめた「内定者研修 in 東京ディズニーランド®」。
① ストレスの発見
② UXの発見
③ 内定者との懇親
という3つのテーマはそのままに、今年は事前インプット会やフィールドワークの内容を大幅アップデート!
楽しく「ストレスについて」学び、理解を深めて、「キャリアスタート」の思い出に──そんなPIVOTらしさ全開の研修企画が東京ディズニーシー®に場所を変えて開催されました。
広大なフィールドで、内定者と先輩社員たちはどんな学びを得たのでしょうか。
同行した PIVOT HR(人事)の福田が、参加者にインタビューしました!
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福田 周平 Shuhei Fukuda
人事担当
HR(人事)として、その温厚すぎる見た目とキャラクターで社内のみんなから愛されている。みんなのアニキ的人事担当。
若かりし頃にはバックパッカーとして1年で27か国めぐった経験も。
もくじ
なぜ東京ディズニーシー®で内定者研修?
今年、東京ディズニーシー®のテーマパークを研修場所に決めた背景には、PIVOTのコーポレイトアイデンティティが深く関わっています。
テクノロジーの発展によって、多種多様なデジタルサービスがあふれる昨今。真ん中に「人」がいる良質なデジタルサービスこそ、人々の琴線に触れ、ワクワクや喜び、学びを創ることができると考えています。
「人がどんな体験をできるのか」「どんなメンバーと一緒に創るのか」を大切にしている私たちPIVOT。人の行動や気持ちを観察しやすく、最高のサービス体験を得やすい場所として、きっと誰もが訪問するであろう、あの有名なテーマパークを内定者研修の舞台に選びました。
非日常かつ広大な空間で先輩社員と内定者の距離を縮められるのが、楽しいテーマパークで研修を行うメリットのひとつ。さてさて、今年はどんな研修になるのでしょうか。
参加する先輩は4名
まず昨年と違っているのが、参加する先輩社員の層。昨年研修に参加した3名を含む、おもてなしが得意な4名の先輩メンバーが集いました。今年も手挙げ式で応募をしましたが、すぐに枠が埋まってちょっと感動です。
などなど、先輩として忙しい毎日を送っているにもかかわらず、「内定者に近い視点で“こんなこと”を伝えたい」と集まってくれました。
「ストレスを探す!?」PIVOTならではのフィールドワーク
昨年度と同様、今年も「オンラインによる事前レクチャー(DAY1)」
「フィールドワーク&レポート(DAY2)」「オンラインで発表・レクチャー(DAY3)」の3部構成の研修プログラム。内定者には、サービスをデザインをするうえで重要な「ストレス」と、その改善品質となる「UXデザイン」についての知識を事前にしっかりインプットしてもらいました。
ではなぜPIVOTは「ストレスへの気づき」を重視しているのでしょうか。事前インプット会の講師であり、本研修の企画に携わったオーガナイザーの嶋田さんに聞いてみました。
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実は、ストレスとUXデザインは表裏一体な存在。逆説的に考えると、PIVOTの目指す“人が楽しめる、ワクワクする、使いやすいプロダクト”を作りたければ、不安やストレス、恐れといったネガティブな感情を理解していないといけません。ストレスとして表面化していない小さな心の変化に気づくことこそが、より良いサービスデザインやプロダクトづくりにつながるのです。
また、基本的にPIVOTでの仕事は連携しながらのコラボレーションワークになります。UXデザインに対する意識はデザイナーだけでなく、ディレクターやエンジニアにも必要不可欠です。実際にPIVOTのメンバーはみなこの素養を持っていて、それこそが自社の強みであると自負しています。
つまるところ、ストレスを知らなければ、ユーザーエクスペリエンスを語れない!!!!
ということで今年度の研修では事前インプット会をアップデートし、ストレスの理解をブレイクダウン。ストレスとUXデザイン、顧客体験との関わりについてレクチャーし、観察力や理解力を底上げしたうえでフィールドワークに進みました。
まずは先輩たちと合流
内定者の緊張を少しでもほぐすべく、フィールドワーク前にレストランで懇親会(食事会)を実施しました。
希望する職種や趣味など、参加メンバーのプロフィールをもとに話が弾みやすい席次に。途中でシャッフルタイムを設けてバランス良く交流できるように仕掛けました。
最初は少し緊張していたものの、次第に会話も弾むように。「このあとのフィールドワークが待ち遠しくて!」なんて内定者メンバーのワクワクを感じる言葉も聞けました。
個人やチームそれぞれの異なる視点
17時、いよいよパーク内でのフィールドワークスタートです。
4人1グループとなり、ストレス(ストレッサー)とUXデザイン発見の2ワークに取り組みます。
東京ディズニーリゾート®といえば、高いホスピタリティで知られる世界屈指のテーマパーク。ゲストにストレスを与えないよう徹底した工夫がなされているため、“隠れたストレス”を探すのは容易ではありません。時間の制約もあるなかで、各グループはどのようなストレス&UXデザインを見つけたのでしょうか。
内定者が発見したストレス&UXデザイン①
内定者が発見したストレス&UXデザイン②
このほかにも、照明や寒さ、専用アプリなどに潜むさまざまなストレスが発見されました。
事前インプットを設けたことで、ストレスに対する観察力と理解力が現場のフィールドワークと嶋田さんからのフィードバックで磨かれていた様子。精細で解像度の高いストレスとUXデザインの発見の数々に、運営メンバーも驚きました。
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ストレスのもとを来園者の楽しさに昇華させるという“2段階の発見”に気づいたところに驚き。ストレスやストレッサーへの本質的な理解をしていないと、フィールドワーク中の短時間でこの発見はできないと思います。
このほか、人によってはまぶしさを感じるライトの入射角度の高さ・配置のストレッサーや、地上1mほどの子どもの目線では大人に囲まれると不安になるという目線の理解など、多視点での発見に感服しました!
▼ストレッサー(ストレスの元となる要素)の一例
【物理的ストレッサー】
狭い・暗い・汚い・暑い・寒いなど、物理的な刺激
【化学的ストレッサー】煙草の煙や排気ガス、食品や薬物などの化学的な刺激
【生理的ストレッサー】疲労、睡眠不足、栄養不足など、生理的な刺激/変化
【社会的ストレッサー】緊張、不安、恐怖、興奮など、心理的・社会的な刺激
良いストレスも悪いストレスもある
最終日程となるDAY3では、各自が発見したストレスとUXデザインをオンラインで発表しました。
ストレスとストレッサーの因果関係を見分けることで情報弁別性や論理的思考性を高め、心理的な構造変化を明確に描写できた参加メンバーたち。実際にフィールドワークを行ったことで得た学びや気づき、感想を聞いてみました。
◇ 内定者視点 ◇
◇ 先輩視点 ◇
高いホスピタリティを提供するテーマパークで、異なる職種・属性のメンバーが集い、交流を深めながらプロダクトづくりの根幹(問題点)となるストレスと、その改善策としてのUXデザインを見つける──。まさに人を観察するフィールドワークを舞台にした研修だからこその成果が得られました。
学びも遊びも全力!懇親会も兼ねたフィールドワーク
昨年以上に学びの多い時間となった、2023年度の内定者研修。
気になる「内定者たちの満足度」はというと…。満足度 94%!
内定者たちの期待感を大きく上回ったことが可視化でき、テーマパークでの内定者研修の期待の高さだけでなく、実際に、ストレスやUXデザインを体感できた喜びが数字に表れたと思われます。
フィールドワーク前に懇親会を設けたこと、3部構成でステップを踏みながら着実に学べるカリキュラムにしたこと、フィールドワーク中の細やかな視点を得られるフィードバックなどが高評価の理由でした。全力で学び遊んだ内定者&先輩社員のみなさん、お疲れさまでした!
まずは一緒にストレス発見のフィールドワークをしてUXデザインのプロを目指してみませんか?
ストレスへの理解を深めることは、UXデザインの第一歩です。
サービスやプロダクトの真ん中にいる「人」を想い、ストレス解消やストレッサーの改善策を考えることこそが、その先にある喜びや楽しさの提供につながります。
PIVOTでは、より良いプロダクトについて自発的に考えられる向上心や上昇志向のある方をお待ちしています。ご興味ある方は、ぜひご連絡をお待ちしております!
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