解説してみた!アプリケーション改修事例
2020.4.23 (更新日 2024.7.12)
こんにちは!PRの大場です。
本日は最近よくお問い合わせをいただく、「アプリケーションの改修」について、最近の事例を交えて解説してみようと思います!
今回はPIVOTのアプリディレクターの渡部君に話を聞いてみました。
大場:渡部くん、よろしくお願いします!
渡部:よろしくお願いします~
大場:お、今日もとってもいい声ですね。
さて、今回のテーマは「アプリケーション改修の取り組み視点」なのですが、最近は改修案件、どんなものがありましたか?
渡部:株式会社ヨギー様が運営されている瞑想マインドフルネススマートフォンアプリ「muon」が、まさにアプリケーションの改修で携わせていただきました。
大場:「muon」私も使っていますよ!
近頃は新型コロナのせいでストレスフルな状況も続いているし、瞑想で心を癒しています。夜、寝る前に使うと頭の中がすっきりしてよく眠れるきがします!
では早速、「muon」の事例と合わせながらアプリケーションの改修について聞かせて下さい!
渡部:まずはアプリケーションに起こる不具合の「再現性」を整理する、という事でしょうか。改修にあたり、まず着手をするのは現状分析です。
特に改修案件では「不具合」についての洗い出しを、クライアントのご担当者様からいただいたものとは別に、検証を行い不具合リストを作成していきます。
そして、双方の不具合リストについて、「再現性の高い不具合」とそうでないものを整理します。
大場:なるほど、修正の優先順を明確にしていく事で、スピーディー且つ無駄のない改修作業ができるのですね。
渡部:まさに。その作業を丁寧に行う事が修正の手掛かりへとつながっていきます。
大場:修正の手掛かり、ですか。
渡部:不具合の再現性は低いけれども重要性は高いもの、再現性は高いけれども重要性の低いもの、をきちんと見極めることが大事です。特に今回「muon」の改善にあたっては、クリティカルな不具合の発生頻度が高いという事でしたので、手掛かりを得るために次の二つのアプローチを採用しました。
(1)メモリリークの改修
今回は「muon」の検証を重ねた結果、「使えば使うほどアプリに不具合が起こりやすい作り」が見られたため、メモリリーク改修を行ってくことによって、直接的ではないにせよクリティカルな不具合が発生しづらい状態を目指しました。
(2)Crashlyticsの導入
アプリケーションのクラッシュについてのレポーティング機能として、Crashlyticsを導入しました。修正の手掛かりを、できる限りスピーディーにかつ詳細に得るために採用しました。
大場:なるほど。修正の見通しが視覚化されることで、クライアントにも改修への見通しが良くなり安心感へ繋がりますね。
渡部:そうかもしれないですね。この案件に限らず常に、クライアントにアウトプットを明確に提示することは意識しています。今回の場合では、早期に不具合リストを可視化しました。
・修正の見立てがつくものの件数
・見立てがつくものに関しては不具合1件に1件に対して概算の工数の算出
・全て直すにおよそどれくらいの時間を要する見込み
・逆に修正の見立てがつかないものの件数
・見立てがつかないものについての対処案
これらについてを、プロジェクトキックオフの時点でご提示させていただきました。
↑↑↑実際に共有させていただいたドキュメント一例
大場:キックオフの時点でそこまで準備を?
渡部:はい。
キックオフ前にクライアントから、「muon」の初期開発段階において、開発進捗の見通しがないまま長い期間を消費してしまった、という事を伺っていたので、安心感をもってこの改修プロジェクトに臨んでいただけたら、という思いがありました。
「ある程度の時間をかければここまでは直せる」という事を、時間と技術の根拠を持ってクライアントに話せたことでひとつでも安心感につなげられればと思ったのです。
気軽に頼っていただけるアプリケーション開発のプロフェッショナルとして、お客様に伴走できれば、と思っています。
大場:なるほど!クライアントとの関係性づくりも、プロジェクト成功への重要なポイントですね。渡部くん、ありがとうございました!
渡部:いえいえ、アプリの開発や改修をご検討中の皆様、お気軽にご相談をお待ちしております。アプリの不具合の検知・検証そして改修は多くの実績もありPIVOTの得意分野でもありますので、この渡部が良い声で対応させていただきます!
今回事例としてご紹介いただきました、株式会社ヨギー様、大変ありがとうございました。
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