PIVOTの制作実績|採用管理システムの要求定義・業務分析、ユーザビリティ改善
要求定義・業務分析
採用管理システムのリニューアル要求定義

レジェンダ・テクノロジー株式会社
事業ゴール×UI課題を軸に、採用管理システムのリニューアル計画と方針を策定。UI刷新でサービスの魅力を引きだし、提供価値を高める
- 顧客の利用ハードルを上げていたレガシーUIを改善。競合優位性の高い機能の活用率を向上させ、既存顧客の離脱を防ぐ
- 学習コストの高い機能をUI改善。職種別採用プロセス設計やデータ活用の操作性向上で顧客利用者の業務改善に寄与
- UIスケッチやプロダクトバックログなどの中間成果物を共有。クライアント様と目線を合わせるための密なコミュニケーション
競合優位性の高い機能をターゲットに、ユーザビリティを改善。既存システムとの融合性も考慮したリニューアル
レジェンダ・テクノロジー株式会社様が開発・運用されている採用支援システムのリニューアルに先立ち、与件の整理・要求定義を行いました。
本システムのユーザーは、求人を行う企業の採用担当者や、その企業への求職者ですが、システムの歴史とともに古くなり、昨今の競合サービスに比べて使い勝手が悪く、相対的な商品性の低下が課題となっていました。
また巨大なシステムはハードコーディングで作られており、さらに改修を重ねて複雑化していたので、コストが見えにくい点も不安材料でした。
PIVOTがまず取り組んだのは、「この巨大システムのどこを改善すれば、一番効果的なのか」という点を、ビジネス視点を含めて考えること。本システムは、使いづらさが目につきやすい一方、データの柔軟性があり、融通が利きやすいという強みがあります。
こういった競合優位性が高い機能について、ユーザビリティの改善を中心にしたリニューアル方針をご提案しました。
また、今回は既存システムのどこを活かして、どこを改修するのかを、UIスケッチを使ってクライアント様と一緒に検討しています。「現在のデザインを踏襲したパターン」「システムの中身は変えずにデザインだけ変えたパターン」など、様々な条件での確認を経て、改修すべき画面・機能のコンセンサスをつくっていきました。
最終的に、洗い出したタスクをビジネス的な優先度と開発工数、予算を掛け合わせて優先順位付けし、一覧表で提出しています。この後の開発工程はアジャイル開発方式を採っており、プライオリティの高いタスクから順に着手、短いサイクルで反復します。この方式は、スピーディーな実装が可能になるというメリットがあります。
成果物として、このプロダクトバックログのほか、システム改善企画書、デザイン方針資料などのアウトプットをご提出し、この資料を引き継いだPIVOT含め数社での開発作業へとつながっています。


事業課題の解決に向けて、多様な実現方法を提案する
リニューアルを行う際、システム改修のアプローチにはいろんな選択肢があります。現在のソースコードを踏襲しながら改修する、部分的に新しいコードにする、システムの中身は同じで見た目だけ変える……等々。
これらの中から、事業課題や現行システムの状況、コスト感などを総合的に加味して最適化していく方法を、クライアント様と一緒に選ぶプロセスが要求定義です。
リニューアルはしたいが、具体的にどうしたらいいかわからない、といったお悩みがある場合は、要求定義の工程を経ることで、より明確なリニューアルイメージを描くことができます。
プライオリティの決定は、クライアント様との協働作業
今回洗い出した課題は、110項目にも及びました。タスクを優先順位付けしていく過程では、PIVOTから開発工数を提示し、クライアント様にはビジネス上の優先順位を決めていただきます。
重要度・優先順位・予算を掛け合わせ、バランスを見てプライオリティを決定するので、ビジネスの要件を満たし、かつ実装が速いタスクが上位になり、効率的に事業課題にアプローチすることができます。
優先順位の決定に限らず、要求定義は「PIVOTとクライアント様が一緒に考える」フェーズなので、密なコミュニケーションが欠かせません。
顧客との長期的なエンゲージメントを生み出す
当初クライアント様からの要望で最も強かったのは、画面デザインへの不満でした。
これに対してPIVOTでは、見た目だけでなく、操作感や利便性を向上させることを目指しました。
機能的根拠を持ったデザインは、使いやすく、業務効率向上にも資することができます。
ビジネス・デザイン・テックを一気通貫でご提供するPIVOTでは、デザイナーの開発理解度が高く、見た目の美しさだけでなく、機能的根拠を持ったデザインを行っています。
中間成果物としてご提供したUIスケッチで、プロジェクト途中でもクライアント様の理解が進み、納得感を持って進めることができました。
「真ん中に『人』がいる
デジタルサービス」をつくりませんか。
お仕事のご相談やお見積もりのご依頼、具体的なご相談は、こちらからお問い合わせください。