PIVOTのリモートワーク生みの親に聞く! リモートワーク時代を上手に乗り切るための3ヶ条とは?!

大場 千夏 Chinatsu Oba PRプランナー

2020.7.22 (更新日 2021.6.08)

こんにちは、PRの掛端です。

在宅勤務の原則化から早3ヶ月。在宅勤務に慣れつつある社員が多いようです。

…が、しかしその反面、リモートワーク疲れや働き方に関する効率化の問題など新たな疑問や課題も生まれつつあります。

その悩みを少しでも軽減できれば…という事で、今回はPIVOTのリモートワークの生みの親、とも言える栗林に「在宅勤務で大切なこと」「スキルアップの仕方」などを中心に話を聞いてみることにしました。

 

 

 

子育て・仕事・学業の3本柱で自分らしい働き方を模索し続けた

掛端)栗林さんはすでに7年前から、リモートワーク、在宅勤務を実施しているんですよね?

 

栗林)はい。2012年に福岡に家族で移住し、2013年からリモートでの勤務を開始。2016年に福岡オフィスが開設しました。当時まだ主流ではなかったリモートワーク。

 

スタート時は「ポツンと一人で作業をしている…」という孤独感がありましたね。オンラインのコミュニケーションツールなどを使ってやり取りはしているし、業務にも支障はない。だけどなんだか求めていた働き方と違う…。みなさんもそんな経験が少なからずあると思います。

 

この孤独感の原因は何か?と探っていったときに「心の距離感」によるものだと気づいたんです。そこで孤独感を生まないために、大切だと思ったのがこれからお話しする「3ヶ条」です。

 

3ヶ条その1:心の距離を生まないための「必要なコミュニケーション」を見極めよ

 

掛端)その1、必要なコミュニケーションを見極める。とはいえ、自宅で仕事をするわけですから「コミュニケーションを取ることが難しい」と思う場面はいくつもありますよね。

 

栗林)そうですよね。オフィスで顔を合わせて仕事をするのとは違い、普段の業務に関する事柄だけではどうしてもコミュニケーション不足に陥ってしまいます。それが、リモートワークのデメリットなのかなと。

 

じゃあどうするの?というと、「残すべきコミュニケーションを明確にする」ことが大切になってくると思います。

 

「ミーティングだらけになって1日が終わってしまった…!」ってリモートワークあるあるじゃないですか?これでは自分の業務を満足に進めることも難しくなってしまいます。

 

重要なのは「無駄なミーティングを減らし、やらないことを決める」ということだと思いますね。

 

掛端)なるほど…具体的にはどんな感じで分類すればいいんですか?

 

栗林)こんな感じかな?

◆減らしたほうがよいモノ

共有・確認系の会議

◆必要なモノ

相談事の会議

朝会などの定例会議

雑談

 

特に、朝会の定例の会議で顔合わせをすることは大切ですね。

挨拶をしあって近況を話す雑談は、実は結構重要です!無駄な会議を極力減らして、ほかの人の会話にいかに耳を傾けられるか。相手のことを知るように努力できるか。そういった細やかな取り組みがリモートワークでは不可欠なのかな、と感じています。

 

3ヶ条その2:リモートワークには「心の余裕」と「目の前のことに集中する」を意識せよ

 

掛端)その2、心の余裕を持つ。業務に集中する。特に家で仕事をすることが多くなると、家族とのコミュニケーションや家事、育児とのバランスを保つのにも確かに気を使います…!
それぞれの状況の中で在宅勤務をスムーズにさせるポイントなどありますか?

 

栗林)リモートワークをしてみると、家事や育児との両立をどんな風にしたらいいの?と戸惑う事は多いですよね。

意外と大変だと感じるのが「オンオフの切り替え」なのかなと。小さなお子様がいる場合、仕事が片手間になってしまい、子どもが寝てから仕事をする…という人も多いと思います。

 

ただ、わたしがここで言いたいのは時短のテクニックや、時間の管理の仕方ではなくって。

リモートワークといういわば一人で仕事を行う環境において、モチベーションを高く仕事をするには「自分で心の余裕を保つこと」「目の前の業務に集中すること」が何より大切なのかなと。

 

わたしは自分の心の余裕を持つために、自分で大学院に行き学びの時間を持つ、ということを選択しましたが人によってそれぞれ違うと思います。映画を観る、ゲームをする。それが「自分の心の余裕につながること」であればなんでもいいと思うんです。

 

計画性を持つよりも「今自分が主体的にやりたい!」と思うことを積極的にやる。たとえそのチャレンジで失敗しても自分で決めたことならば納得できますよね。

 

正直、子どものことやPTAといった学校行事、さらに家事はいくらやってもきりがありませんし、言っても仕方のない部分は割り切るしかありません。

 

それよりも、限られた時間の中で「自分らしさ」を失わずに生活することがとても重要だと感じています。その余裕があれば、おのずと業務にも集中できるのかな~、って。

 

掛端)自分のやりたいことをやる時間もきちんと確保する、っていうことですね!

 

栗林)そうです、そんな感じ。

わたしも今回のコロナショックで2人の子どもの面倒をみながら、仕事に取り組みました。日々ご飯のことばっかり考えてしまいましたけどね(笑)。

 

24時間子供とずーっと一緒にいる、という経験もプラスにとらえて乗り切ることができたのは、自分自身に余裕があったからだと思っています。

 

3ヶ条その3:「雑談」こそ重要。他者とのコミュニケーションは自分から、積極的に行動せよ

 

掛端)その3、雑談をする。たしかに最近してないかも…。なによりもリモートワークを続けていると、正直会社への帰属意識が薄れてきたりしません?

 

栗林:お、突っ込んできましたね~!はい、リモート化ってもともとすごく効率的にできてしまっていますよね。

 

たとえばオフィスにいれば、誰かに呼び止められて相談事を受けたり、掃除当番をしたり。見えない業務外の仕事があったりする。
しかしリモートワークになると、それが発生しない。ミーティングなどがなければ自分の業務に集中できる環境があるわけです。

 

しかし、これが実はデメリットに作用してしまうこともあるんです。
「無駄なことをやめよう」と突き詰めていけばいくほど、同じ会社にいるのに、違う会社にいるような感覚に。やがて帰属意識がなくなり「会話なんていいや…」と思ってしまうんです。

 

掛端)あ、なんかちょっとその感覚わかるかも…。

 

栗林)ストップ!それではいけません!!

そこで、わたしが提案したいのが冒頭でも挙げた「雑談」です。雑談というと一見無駄に感じてしまいますが、これって実は情報の共有や認知を浸透させていくためのものなんですよね。

 

特に若手のメンバーは、雑談だけでなく自分から積極的にコミュニケートしていく機会を持ってほしいですね。もちろん、社内の人とだけではありません。他社の人や他社の発表の場に進んで出ていくことも重要です。

 

掛端)もうひとつ、リモートワークでも変わらずにスキルアップしていくための秘訣もあれば聞きたいです!

 

栗林)気になりますよね。スキルアップ。だけど実はスキルって、ひとりだけでは身につきません。テキストや本を読むだけでもダメ。

他者にアウトプットしてはじめて自分のスキルとして身につくものだと思うんです。スキルアップの秘訣、といえば学んだ知識をどんどんアウトプットすることですかね。

 

もっと言うと、人との接点をつくらないと、会社からの評価もされないと思うので…(多分)自分ひとりの中にため込まず、どんどん発信して、絡んでいきましょう!

 

 

掛端)はい!それでは最後に…、現在も、そしてこれからも…リモートワークを続けるわたしたちに何かアドバイスってありますか?

 

栗林)そうですね~、長々とお話してしまいましたが、わたしも明確なキャリアパスを描いてきたわけではありません。ただ、目の前のことに集中して取り組んできたって感じ(笑)そのひとつの成果が、リモートワーク導入だっただけです。

 

今後、リモートワークをしていく中で「もっとこうしたほうがよくなるんじゃないか」「こんな取り組みを導入したらいいんじゃないか」という気づきがきっと出てくるでしょう。
その気づきに対して、ぜひ会社に積極的なアクションを起こしてほしいと思います。

 

会社から用意された環境で満足しないこと。変化することに前のめりで、常に上向きな目線でいてほしいなと感じています。

 

掛端)栗林さん、ありがとうございました~!ナットク!

 

 

PIVOTリモートワーク生みの親、栗林のインタビュー、いかがでしたか?

今後も在宅勤務をしていく上で、参考になるポイントがあったのではないでしょうか。

 

否応なく始まった方も多いであろう在宅勤務ですが、自分に合ったやり方を見つけることで新しい働き方として、自身のスキルアップにつなげていけると良いですよね。

 

雑談、といえばPIVOTのインナーコミュニケーションの取り組みとして、不定期ですが「居酒屋ふくちゃん」というオンライン居酒屋が開店しています。
※居酒屋ふくちゃんとは、PIVOTの採用担当・ふくちゃんが店主を務めるオンライン居酒屋です。ねじりハチマキが店主です。

 

 

仕事終わりに、みんなでサクッと1杯。結構ストレス発散になりますよ。どんどんこのような機会を作ったり見つけたりしながら、コミュニケーションをはかっていきたいものですね!

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